小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:ウルメイワシ 2トン、小サバ 420キロ、サバ 350キロ、マイワシ 100キロ、カタクチイワシ 100キロ、ワカシ 100キロ
「石橋」定置:ウルメイワシ 1.7トン、小サバ 250キロ
「 岩 」定置:ウルメイワシ 4.8トン、サバ 140キロ、ワカシ 50キロ
「原辰」定置:ウルメイワシ 1トン、マイワシ 230キロ、小サバ 150キロ、サバ 80キロ
「江の安」定:ウルメイワシ 500キロ ほか
「二宮」定置:小サバ 1.4トン、アジ 260キロ、サバ 250キロ、ワカシ 190キロ、ウルメイワシ 160キロ
「福浦」定置:小サバ 800キロ、ウルメイワシ 700キロ、サバ 440キロ、サワラ・サゴシ 270キロ、ムツッ子 80キロ
「大磯」定置:ワカシ 190キロ、サバ 160キロ、アカカマス 40キロ
伊豆方面からは、
「網代定置」:ムツッ子 30キロ ほか
「山下丸網」:ムツッ子 370キロ、小アジ 150キロ、イナダ 120キロ、イサキ 80キロ
「真鶴定置」:メカジキ 1本(45キロ) ほか
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 410キロ、タチウオ 110キロ
この両者の数字に何かしらの意味を与えるのが人間なら、人間の本能とは意味の認識から始まる生の探求であり、その解析と反省こそが人間の最も愚かなる行動であると言うほか無い。
見えない海からの水揚げは、突如として眼前に現れる誕生と同義であり、その裏で多くの命を頂く生態系というサイクルのひとつの歯車と化す人間の立ち位置とは、全く植物プランクトンと動物プランクトンの関係と変わりなく、パンデミックの世界に放り出された今、尚の事、鮮明である。
そして休み明けの荒天明け、今朝は各地の定置網で「ウルメイワシ」を中心に「マイワシ」、「カタクチイワシ」、「サバッ子」が混じって、誰が予想しえたか大獲れ目安の10トンコースとなった。
流れる汗とあふれる吐息。立て板に水と言わんばかりに、朗々と売りさばかれる魚、また魚。
久しぶりの大漁の感覚に、忘れていた感動と興奮がよみがえる。
明日も獲れるだろうか?
ニエット、すぐに忘れろ。
明日は明日の風が吹く。