「米神」定置:マイワシ 18.2トン、ウマヅラハギ 140キロ、アジ 80キロ、スルメイカ 80キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ウマヅラハギ 390キロ、スルメイカ 320キロ、イシダイ 80キロ
「原辰」定置:マイワシ 3.9トン、小サバ 70キロ
「江の安」定:マイワシ 690キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:スズキ 70キロ ほか
「大磯」定置:休漁
伊豆方面からは、
「網代定置」:スルメイカ 480キロ
「真鶴定置」:サワラ 190キロ
「赤沢定置」:イシダイ 60キロ ほか
「南伊豆釣」:釣アブラボウズ 200キロ、釣ハチビキ 80キロ
大島釣船・・・釣キハダ 650キロ
魚市場の明日の入荷情報や出荷情報はもちろん、顧客との取引や注文、発注など通常業務の一環として日常的に用いられるLINEであるが、この度、委託していた中国の管理会社の技術者が、LINEを登録したアカウントの個人情報を閲覧することが可能だったということが判明した。
我々の業務の中でもこれだけの重要な位置を占めるようになり、最早社会インフラとも言える急速な浸透をしてきた中で、個人情報という点については暗黙の内に運営に任せっきりにしていた姿が浮き彫りとなり、今更ながらに無防備にさらされていたプライバシーに意表を突かれたと言うのが現実であろう。
個々人のみならず、企業間取引や行政、さらには国家レベルでの様々の取引や申請、はたまたコミュニケーションツールとして使用されているLINEの今回の問題は瞬く間に拡大し、アプリの使用を制限したり中止したりとその対応に忙しいが、我々もその代替策を早急に講ずる必要に迫られている。
振り返れば、魚市場という業務はその性格からして魚と共に情報が命とも言うべき業種であることはよく知られている。
どこの港に何が獲れている、どこの市場では相場が幾らだとか、この先の時化模様を勘案すると魚の入荷は減少傾向、沖でこの魚が獲れ始めた云々かんぬん・・。
前世紀までは場内に常時数十台の電話機が設置されており、朝の時間帯はそれこそ鳴りっぱなしであり、呼び出しやら用件聞きまで交換手の仕事は花形とも言える存在であった。交換手は日頃、多くの電話番号に精通しており、常に数百の顧客の電話番号を暗記していたと言うからその能力にも一驚させられる。
その後、携帯電話の普及と共に電話機の役目は無くなり、今やスマートフォン、アプリの時代である。
海水が身近にあるという電子機器の天敵とも言える状況の中で、その機器の普及は容易ではないはずだが、ここまで必要ツールとして無くてはならない物になった理由としては、やはりその便利さにあるだろう。
今後はAIを活用した中で、漁況予報や相場予測、売り先の提案や営業までこなすアプリまで出てくるかもしれないが、その前に営業の秘密は最も優先して守られるべきであろう。
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