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2022年08月23日

魚市場にアジの残り火

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 570キロ、サバ 160キロ、ワカシ 150キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ワカシ 180キロ ほか
「原辰」定置:マルソウダ、ヤマトカマス ほか
「江の安」定:マルソウダ,ヤマトカマス ほか
「二宮」定置:アジ 200キロ、サバ 180キロ
「福浦」定置:小サバ 300キロ、マルソウダ 150キロ、ヤマトカマス 130キロ、シロカジキ 1本
「大磯」定置:アジ 350キロ、ワカシ 550キロ、サバ 250キロ

伊豆方面からは、
「沼津底曳」:マダイ 100キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 750キロ ほか
「江の島網」:カタクチイワシ 440キロ、シイラ 190キロ

夏の虫の代表格である蝉と言えば、「ニイニイゼミ」から「クマゼミ」が出て、「アブラゼミ」、「ミンミンゼミ」を経て「ツクツクホウシ」、「ヒグラシ」へと代わるもんだと身体で知っているが、夏の魚も同様に「トビウオ」、「シイラ」が出始め、徐々に「ワカシ」、「ヤマトカマス(ミズカマス)」も出てきて、真夏を過ぎると「マルソウダ(ウズワ)」が増え、次第に「サバ」の季節に移っていく・・と思っていた。
ところがどうだ、今年の夏は「アジ」がずーっと獲れていた中で「ワカシ」と「サバ」が増減を繰り返し・・そしてまたその繰り返しで、そのまま夏の終盤を迎えてしまった。
海の中は潮流や水温、魚の移動やプランクトンの増減、天候などなど多くの外的な生存環境の変化によって常に変化しており、魚の移動や網による漁獲も確率的である。巨大な海の中にいる魚をマクロ的に捕捉できない中で、魚がどれだけ獲れたとか日々一喜一憂している我々の虚しさたるや、あまりに大きな海という存在を前にして無力感を感じずにはいられない。
しかし、見えない海の中を可視化する漁獲という行為は、時に我々に海の中を教え、ヒントをくれる。
この限られた情報の中で、昔の人は日々の生活を営み、明日の漁に思いを巡らせたのだ。
現代という時代に生きる私だけのささやかな抵抗、それがこのブログである。
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posted by にゃー at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月22日

君は僕のあこがれの魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 640キロ、マルソウダ 340キロ、サバ 240キロ、ワカシ 120キロ、アジ 90キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ワカシ 1トン ほか
「原辰」定置:ワカシ 240キロ ほか
「江の安」定:マルソウダ 400キロ、ヤマトカマス 90キロ
「二宮」定置:アジ 560キロ、サバ 270キロ、小サバ 220キロ、オオニベ 70キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ワカシ 850キロ、アジ 500キロ、小サバ 680キロ、サバ 120キロ、ショウゴ 110キロ、マルアジ 80キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 1.1トン
「江の島網」:サバ 220キロ、小サバ 180キロ

お、白河の関を優勝旗が越えたのか。
なるほど温暖化も極まれりと言うところだな。
ん?そういえば「駒大苫小牧」で2004年に越えていたっけ。
いや、あれは大洗から連絡船で渡ったんだっけ。
ようやく東北に優勝校が現れた事に、ある種の感慨を感じずにはいられんな。
そういえば「仙台育英」は継投と高確率の打線でつなぎながら勝ち進み、高レベルで安定した選手層の厚さは目立たないながらも底力という点で他校を圧倒した結果の優勝なのだと思うが、最後に満塁ホームランを魅せる華のあるところなど、優勝校に相応しい総合的な実力の持ち主と言うこともできるだろう。
今朝の小田原の海も獲れる魚は「ワカシ」、「小サバ」、「マルソウダ」、「大アジ」というまるでサイズ感が同じような魚たち。
この実力ある魚の集合体が、8月後半の相模湾を支える大きな戦力として、近く大きな大輪を咲かすことになるだろう。
こりゃ期待せずにはいられんな。
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posted by にゃー at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月20日

美味しくナーレー魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 390キロ、サバ 230キロ、ワカシ 110キロ、マルソウダ 190キロ、アジ 100キロ、ヤマトカマス 80キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ワカシ 190キロ、ヤマトカマス 120キロ、アジ 80キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 120キロ、小イサキ 120キロ
「江の安」定:ヤマトカマス 230キロ、アジ 70キロ
「二宮」定置:アジ 1.2トン、小サバ 1トン、サバ 500キロ、ショウゴ 170キロ
「福浦」定置:メジ 410キロ、マルソウダ 400キロ、小サバ 300キロ
「大磯」定置:小サバ 400キロ、ワカシ 340キロ

伊豆方面からは、
「富戸定置」:ワカシ 1.4トン
「沼津底曳」:オオニベ 110キロ、マダイ 80キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 110キロ ほか
「江の島網」:マルソウダ 300キロ、サバ 100キロ、シイラ 70キロ

秋風と言う名の呪文が一度吹けばこんなもの。
魚はすわと色めき、うおうお・・・いや「うようよ」出てくる。
来週はさらに本格的に魚が集まることになるだろう。
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posted by にゃー at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月19日

魚市場にも順序はある

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 350キロ、サバ 230キロ、ヤマトカマス 120キロ、マルソウダ 200キロ、アジ 100キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 150キロ、小サバ 150キロ、マルソウダ 100キロ
「 岩 」定置:小サバ 400キロ、サバ 130キロ、ワカシ 160キロ、ヤマトカマス 80キロ
「原辰」定置:サバ 100キロ、ヤマトカマス 80キロ
「江の安」定:マルソウダ 500キロ、ヤマトカマス 130キロ、小サバ 100キロ
「二宮」定置:アジ 370キロ、小サバ 120キロ
「福浦」定置:オオニベ 600キロ、ワラサ 300キロ、小サバ 180キロ
「大磯」定置:小サバ 2.1トン、ワカシ 540キロ、ショウゴ 190キロ、アジ 180キロ、マルアジ 110キロ、サバ 80キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 60キロ
「江の島網」:小サバ 120キロ、サバ 70キロ

朝起きて「さぶっ」、「秋の気配・・」
今朝、福浦で「オオニベ」大漁、「秋の気配・・」
各地で「ヤマトカマス(ミズカマス)」出てくるも量増えず、「まだ夏の気配?」
「小サバ」やら「マルソウダ(ウズワ)」もそうだけど、これから涼しくなれば、小田原の海はどんどん魚が増えてきます。
今はまだ、その途中って事だな。うん。
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posted by にゃー at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月18日

魚市場に番狂わせはつきもの

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ワカシ 1.2トン、小サバ 540キロ、マルソウダ 400キロ、サバ 280キロ、アジ 140キロ、メジ 80キロ
「石橋」定置:マルソウダ 350キロ、ヤマトカマス 170キロ、小サバ 240キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 1トン、メイチダイ 70キロ
「原辰」定置:マルソウダ 100キロ、ヤマトカマス 170キロ
「江の安」定:マルソウダ 90キロ、ヤマトカマス 90キロ
「二宮」定置:アジ 90キロ、小サバ 310キロ、サバ 300キロ
「福浦」定置:メジ 920キロ、小サバ 1.1トン、マルソウダ 550キロ、ワカシ 270キロ、サバ 120キロ
「大磯」定置:アジ 430キロ、マルソウダ 560キロ、小サバ 2.4トン、マルアジ 90キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 200キロ
「江の島網」:マルソウダ 250キロ ほか

期待した魚がまったく獲れないなんて日常茶飯事。
悪天候で期待した漁場の水揚げがないのも日常茶飯事。
仕入れた魚の相場が思ったように上がらないのも日常茶飯事。
もはや魚市場は達観の域、今ある魚をどうこねくり回すか、それに尽きる。
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posted by にゃー at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月17日

準々決勝ばりの大盛況魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小サバ 640キロ、サバ 380キロ、アジ 260キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 500キロ、サバ 140キロ、アジ 70キロ
「 岩 」定置:小サバ 240キロ、サバ 210キロ、アジ 140キロ
「原辰」定置:ヤマトカマス 60キロ ほか
「江の安」定:ハマフエフキ 130キロ、マルソウダ 190キロ 
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁

東方面からは、
「江の島網」:チダイ 300キロ、アジ 80キロ

今朝は江の浦の定置網「江の安」で「ハマフエフキ」がヒット。
初夏から秋にかけて獲れ、夏が最盛期となる「ハマフエフキ」であるが、比較的夏の魚として小田原でも定番化しており、それほど珍しくはない魚である。
しかし、そこまでまとまって獲れる事は少なく、ざっと調べたところでも一度に100キロ以上獲れた事は近年無かった。特に今まで多く獲れたところも伊豆方面に偏っており、小田原沿岸の定置網でこれほど大量に獲れた事は初めてと思われるし、伊豆方面を含めても、小田原水揚げの量としては最も多く獲れたと思われる。
全身が金色に輝く大型魚の一網130キロの大漁に、休み明けの割にボリューム感に欠けていた魚市場は大いに盛り上がりを見せた。
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posted by にゃー at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする