小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:マルソウダ 2トン、小サバ 1トン、ヤマトカマス 120キロ、サバ 100キロ
「石橋」定置:マルソウダ 1.2トン、小サバ 150キロ、ヤマトカマス 130キロ、ワカシ 100キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 430キロ、メイチダイ 100キロ
「原辰」定置:マルソウダ 1.3トン、小サバ 400キロ、ヤマトカマス 90キロ
「江の安」定:マルソウダ 2.2トン、小サバ 700キロ、ヤマトカマス 200キロ
「二宮」定置:小サバ 1.3トン、サバ 650キロ、アジ 490キロ、ショウゴ 110キロ
「福浦」定置:ワカシ 140キロ、ワラサ 140キロ、イナダ 120キロ
「大磯」定置:休漁
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 640キロ
「江の島網」:シイラ 190キロ、小アジ 100キロ
秋風が吹けば「マルソウダ(ウズワ)」集合の合図。
「マルソウダ」の取り扱い次第で、漁獲、売り上げの実績が変わってくる。漁師も市場も一生懸命である。
まもなく9月、「セプテンバー・レイン」ならぬ「セプテンバー・ゲイン」と呼ばれるのはこのことだ。
獲れた恵みをキッチリ頂く、これこそ水産に携わる者ならば当然どころか、むしろ義務というもの。
せっかく頂くのなら美味しく頂くことは継続の源であり、しかも簡単に作ることができればこれほどの喜びはない。
すなわち、おすすめのレシピは「マルソウダのなめろう」からの「だし茶漬け」の黄金旅程である。
用意するのは味噌、ネギ、ショウガに青じそくらい。それを刻んで叩いて、こねくり回して食べるだけ、飽きたら「ほんだし」使った出汁でもぶっかけときゃ米粒一つ残らない。ゴマと焼き海苔あれば最強伝説ここに降臨という所。一人一匹余裕で喰える。
ちなみに「マルソウダ」が美味しくなるのは、もう少し秋が深まった頃。
きっと君はその脂乗りに驚き、来年がより楽しみになることだろう。
一生に一度のこの一年くらい、魚と共に「四季絵巻」を楽しんでみたい。
.