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2023年11月17日

魚市場の賃金物価スパイラル

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ヤマトカマス 2.7トン、マルソウダ 2.1トン、ヒラソウダ 300キロ、メアジ 290キロ、アカカマス 230キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:マルソウダ 6.3トン、小イサキ 320キロ、メアジ 200キロ、ヒラソウダ 150キロ
「原辰」定置:マルソウダ 4.8トン、ヒラソウダ 870キロ
「江の安」定:マルソウダ 350キロ、ヒラソウダ 120キロ
「二宮」定置:マルソウダ 830キロ、小サバ 280キロ、ヤマトカマス 130キロ、サバフグ 100キロ
「福浦」定置:ニザダイ、カンパチ・ショウゴ ほか
「大磯」定置:マルソウダ 620キロ、ヒラソウダ 100キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ、イサキ ほか
「江の島網」:マルソウダ 160キロ、ヒラソウダ 130キロ

小田原釣 ・・・ 釣アブラボウズ 3本
       ・・・ 釣クロタチカマス 70キロ

20231117_kurou.jpg今朝は一本釣りの巨大「オシツケ(アブラボウズ)」が3本と、夜釣りの「ナガズミヤキ(クロタチカマス)」が今シーズン初水揚げで市場の流しは大いに注目を集めた。
それに併せて定置網では「ウズワ(マルソウダ)」の群れが戻ってきて、コチラも「塩ウズワ」という名のローカルフードの食文化を懐かしむ声と共に魚市場は朝からノスタルジックな三丁目の夕陽的な雰囲気に包まれた。
20231117_kurot.jpg一方で過去の魚と思われがちな「ウズワ(マルソウダ)」だが、近年は全国的な不漁でうどんや蕎麦の出汁として使用される「宗田節」の原料としての引き合いが強く、その価格はウズワ登り、いやうなぎ登りなのだ。
今日も黒い魚たちを懐かしむ声の裏では、まとまった「ウズワ」の相場を予想する下心と腹の探り合いが知らず知らずのうちに飛び交うのだった。
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posted by にゃー at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする