魚体中骨抜き器販売中

2025年03月10日

ビンナガ


20250310_bincho.jpg
「ビンチョウ(マグロ)」
通称「トンボ」。

青白い巨体に長く伸びた胸びれで
一目で識別可能なマグロの仲間である。

正しくは「ビンナガ(マグロ)」と呼ばれるこの魚は、
その白みがかった身質からツナ缶の原料として親しまれてきた。
しかし近年では回転寿司でも人気を集め、
「手頃に味わえるマグロ」としての地位を確立しつつある。

相模湾の最奥に位置する小田原沿岸では、
沖を泳ぐ習性を持つ「ビンナガ」が
定置網にかかることは稀だとされてきた。
それが、今年に限っては様子が違う。
漁師たちも魚屋も市場関係者も、
口を揃えてこう言う。

250308_bincho1.jpg
「今年はトンボが多い」

黒潮の流入は例年並み。
それなのに、どこから湧き出したのか
と思うほど「ビンナガ」の姿が見える。

──これには、ある噂がある。

とある
やんごとなき
名家の出身者に
「トンボ」研究に
ひとかたならぬ情熱を
注ぐ方がいるらしい。

畏くも
「トンボ」の保護を尊ぶ
その方のご尽力によって、
ごく内々に
「トンボ類憐れみの令」なる
お触れが出されたとの事。

表立つことはないが、
日本近海を泳ぐ
「ビンナガ」の個体数は、
どうやらその影響を受けて
増加しているというのだ。

果たして、
それが真実なのか、ただの噂なのか。

しかし確かなのは、
小田原の海に今、
豊かな数の「トンボ」が
舞っているという事だ。

250308_bincho2.jpg
信じるか信じないかは、
アナタ次第である。

と言うことは、
子供達の野球離れにも
歯止めが掛かると言うことか?

実際
「クレープ」は
また流行っているらしいから
.
posted by にゃー at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦いで魚市場は偉くならない

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:マイワシ 110キロ、キハダ 1本
「石橋」定置:スルメイカ、キハダ 1本
「 岩 」定置:マイワシ 14トン、キハダ 7本
「原辰」定置:サバ ほか
「江の安」定:クロダイ ほか
「二宮」定置:タチウオ ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:サバ 330キロ、アカカマス 260キロ、アジ 180キロ、小サバ 200キロ

東方面からは、
「平塚定置」:キハダ 1本
「江の島網」:サバ、タチウオ ほか

寒さ残る休み明け。
期待された大漁は不本意ではあったが「岩」の一箇統のみ。
「イワシ」以外には「キハダ」が各地で揚がり、減ったボリュームを補っていた。
そして「湘南定置」では再びのアラカルト。
魚種の充実は地魚ファンとして嬉しいところ、今後の期待は高まるばかり。
.
posted by にゃー at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする