「米神」定置:アジ 590キロ、チダイ 130キロ
「石橋」定置:アジ 320キロ ほか
「 岩 」定置:サバ 220キロ、小サバ 150キロ
「原辰」定置:サバ、イサキ ほか
「江の安」定:マルアジ、マンボウ ほか
「二宮」定置:イシダイ 1.7トン、チダイ 200キロ、マルアジ 180キロ、タチウオ 70キロ
「福浦」定置:イシダイ 490キロ、ワラサ 100キロ
「大磯」定置:アカカマス 270キロ、サバ 130キロ
東方面からは、
「江の島網」:シリヤケイカ 110キロ ほか
「平塚定置」:アジ 150キロ、シリヤケイカ 60キロ

フタを開けてみれば、「米神」定置を中心に小田原沿岸で約1トンの水揚げ。漁師たちも笑顔で、「これだけアジが獲れりゃ、うちらも世界一だな〜」と胸を張る。まさに「アジ」ア予選堂々突破だ。
魚市場はまるでワールドカップ出場を決めたような歓喜に包まれた。
そして、春の訪れを告げる「チダイ(ハナダイ)」も続々と水揚げ。桜の花が咲き誇るように、各定置網で次々と“開花宣言”がなされた。「満開満開」と、思わず声を上げる買参人たち。
さらに「イシダイ」も遅ればせながら登場。まるでエースストライカーの途中出場のように、勢いよく存在感を示した。挽回を狙うかのごときその水揚げラッシュは、集中砲火さながらの迫力だった。
銀色に輝く「アジ」たちが舞う小田原は、今日も夢と希望を乗せて波立っている。
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