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2025年04月07日

魚市場ストーリー

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:マイワシ 3.5トン、アジ 2.1トン、ブリ・ワラサ 680キロ、サバ 190キロ
「 岩 」定置:アジ 1.9トン、ブリ・ワラサ 150キロ
「原辰」定置:アジ、メジナ ほか
「江の安」定:アジ、カタクチイワシ ほか
「二宮」定置:ブリ・ワラサ 1.2トン、イシダイ 770キロ、アジ 130キロ
「福浦」定置:アジ 550キロ、サバ 130キロ
「大磯」定置:アカカマス 600キロ、アジ 460キロ、小サバ 140キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:ブリ・ワラサ 600キロ

東方面からは、
「江の島網」:ワラサ、チダイ ほか
「平塚定置」:アジ 140キロ、サバ 140キロ

20250407_photo.jpg街のあちこちで入学式のスーツ姿を見かけた朝、胸にはカトレア、ガーベラ、バラ、そして桜とどこも満開だ。
浮かれ気分に魚市場もウキウキ⛵
今朝は「石橋」中心に、「マイワシ」「マアジ」、「ブリ・ワラサ」など、派手すぎずどれも要点を押さえたラインナップ。例えるなら「酔拳」の成龍の動き。派手な技に見えて、実はどこを切っても職人芸。何度観ても楽しめる味わいがあった。
「小田原アジ」はサイズも良く、量も獲れて、価格も安定。まさに春の「身近なヒーロー」だ。
これは、まるで「ラッシュアワー」の成龍。泥臭くても、全身で信頼されるスターとなった証拠ではないか。
同じく「イシダイ」も力強い群れの泳ぎで今日も大漁。味わい深く、締まりもいい筋肉は全盛期の成龍を思わせる。正に「プロジェクトA」。
そして、ふと視線を止めたのが「カタクチイワシ」。
ちらりほどの漁獲ではあったが、確かな存在感があった。型が良い。春の陽を受けて、太くしっかり光っている。
これが増えれば、沿岸の生態系も加工場の風景も、スーパーの売り場も変わるかもしれない。「見えないところで支えている存在」こそ、成龍のノースタント精神そのものではないか。
だからせめて今日獲れた魚たちが、人々の心とお腹を少しでも豊かに満たしてくれたらと思う。
小田原は今日も変わらず、朝を迎えた。
ジャッキー・チェン、71の朝だ。
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posted by にゃー at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする