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2025年04月10日

機嫌がいい魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 1.5トン、マイワシ 530キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:アジ 1.5トン、ブリ・ワラサ 930キロ
「原辰」定置:ブリ・ワラサ 170キロ、アジ 140キロ
「江の安」定:マルアジ 180キロ、アジ 50キロ
「二宮」定置:ブリ・ワラサ 2トン、イシダイ 240キロ、ウマヅラハギ 100キロ
「福浦」定置:ジンダ、カタクチイワシ ほか
「大磯」定置:アジ 1トン、アカカマス 320キロ、サバ 170キロ

東方面からは、
「江の島網」:サバフグ 150キロ、スズキ 120キロ

今朝は各地、よく獲れた。
「イワシ」がちょっと丸くなってきた。
魚も機嫌が良いようだ。
そんな会話の端々に魚市場の好調さが伝わってくる。「アジ」をはじめとして、「ブリ・ワラサ」、「ウマヅラハギ」、「イシダイ」、「ヤリイカ」、そして「マイワシ」──
特に派手さはないけれど、このところずっと変わらずに顔を見せる「いつもの魚たち」。これが何より心強い。
毎朝、違う風が吹く海で「同じ魚が獲れ続けている」というのは、実はすごいことだ。海が荒れていない、資源が痩せていない。
それどころかちょっとずつ丸くなったり、太くなったりして、確実に育っている。
まるで、長年通っている銭湯の常連客の様だ。何も言わずとも、背中を見れば「ああ、今日も元気だな」とわかる、そんな安心感。それが定置網のすごさなのだ。
自然の時の流れの中で、必要な分だけ獲る。だからこそ、今日もそして明日も、魚が来る。
初夏までこの調子が続けば、きっと、もう一度「旬の山」がやってくる。
その頃には皆口々に言うだろう「ほら、魚たちが今年も夏を連れてきた」と。
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posted by にゃー at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする