魚体中骨抜き器販売中

2025年04月15日

魚市場はアジの武道館

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 2.6トン、マイワシ 1.3トン、サバ 120キロ、ウマヅラハギ 100キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:アジ 3.2トン ほか
「原辰」定置:ヒラマサ 450キロ、アジ 50キロ
「江の安」定:アジ 560キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁

伊豆方面からは、
「網代定置」:アジ 1.4トン
「富戸定置」:アジ 290キロ、メジナ 80キロ

東方面からは、
「江の島網」:クロダイ、サバ ほか

今朝の小田原も荒れ模様の中「アジ」を中心ににぎやかな水揚げ。サイズも中型〜大型混じりで、脂のノリも上々。地元の干物屋さんもテンション高め。一部には「もうアジ飽きた」なんて小言もチラホラ聞こえたが、ちょっと待った。クラプトンが武道館で何度追加公演やると思ってるの?「アジ」だって、今が旬。来月までは続いてくれなきゃ、困るんです。
釣り人的には、これは潮が動いてる証拠。朝まずめ狙いがアツそうです。カゴ釣り・サビキで数釣り狙うなら今がチャンスか。
さて、本日の注目株は「原辰」から揚がった巨大魚「ヒラマサ」。
その名のとおり平たく、体の真ん中をまっすぐ走る黄色いバンドが目印。ここ数年は姿も見せず、“都市伝説”扱いされていた彼が、今朝は10キロ台を中心に450キロの堂々入網。しかも一極集中でほぼ「原辰」オンリー。
「なにかヒラマサを惹きつける魅惑の物質でも根府川沖に滲み出てるんじゃ?」とざわつく浜。
大物狙いのアングラーからは「えっ、そんな近くで?」とどよめき。
この時季にこのサイズ、しかもこの量。もはや奇跡の復活といっても過言ではないでしょう。潮の変化で一時的に回遊が入っている可能性あり。ジギング・泳がせの準備、しておいて損はないだろう。
連休明け、大潮からの嵐明け。春の海は動いています。「アジ」の群れに乗じて、青物もポツポツ入ってきてる気配。これはもう、「オールスター怪獣大図鑑・秘宝チャンピオンまつり」もびっくりの、地魚総出演モード突入の予感です。どんなメンバーが登場するのか。木曜からの今週後半の魚市場も、目が離せません。
.
posted by にゃー at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする