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2025年04月22日

魚市場は紳士の社交場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:ブリ・ワラサ 7.2トン、アジ 2.4トン、イシダイ 460キロ、チダイ 420キロ、サワラ 120キロ
「 岩 」定置:ブリ・ワラサ 1.4トン、イシダイ 180キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:ブリ・ワラサ 180キロ ほか
「二宮」定置:マイワシ 930キロ ほか
「福浦」定置:クロマグロ 1本、メジ 180キロ、アジ 360キロ、サバ 240キロ、小サバ 140キロ
「大磯」定置:アジ 360キロ、アカカマス 280キロ

伊豆方面からは、
「網代定置」:アジ、マダイ ほか
「川奈定置」:ブリ・ワラサ、イシダイ ほか
「富戸定置」:ヒラマサ 710キロ、サバ 180キロ

東方面からは、
「江の島網」:クロダイ、マダイ ほか

本日、都では春の園遊会が開催されたとのことですが、ここ小田原漁港でもまた春の主役たちが一堂に会する「魚たちの園遊会」が盛大に催されました。
舞台はもちろん、地魚たちの晴れの舞台「小田原魚市場」。
朝一番でまず到着したのは「石橋」定置からの大御所「ブリ・ワラサ」の1200本御一行様。堂々たる”大漁旗”翻る漁船の入港に市場の空気は一気に華やぎます。
20250422_sawara.jpg付き従う脇役たちには「アジ」、「イシダイ」、「チダイ」、そして「サワラ」までも。百花繚乱の「石橋組」の華やかさは群を抜いておりました。
一方、「二宮」からは「マイワシ」の銀鱗ドレス軍団が颯爽と登場。春の日差しを跳ね返すその姿に、セリ場から「綺麗〜」とため息も。
そして、今日最も注目を浴びたのが「福浦」定置の堂々たる大物一本「クロマグロ」。まさに園遊会の貴賓客として、赤絨毯級のおもてなし。脇にも「メジ」を連れ、名家の子弟たちが強烈な存在感を放っていました。
他にも「湘南定置」からは春らしい爽やかな顔ぶれが並び、伊豆方面からも「ヒラマサ」を筆頭に粒ぞろいの布陣。
20250422_iine.jpgさらに地元の刺し網からは大物「アンコウ」の軍団が登場。今年一番の大獲れとなり、ラストスパートを飾りました。
こうして今朝の魚市場には、春の地魚たちが一堂に会しあたかも招かれし来賓として並びました。
買受人たちも一匹一匹と真剣に向き合いながら、どこか朗らかな春の空気に誘われてか、セリも気持ち穏やかで華やかなものとなった様でした。
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posted by にゃー at 22:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする