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2025年04月28日

わかりやすい魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:休漁
「石橋」定置:アジ 6.8トン、小アジ 2.7トン、ブリ・ワラサ 1トン
「 岩 」定置:アジ 1.7トン、小アジ 2トン、マルソウダ 550キロ
「原辰」定置:アジ 210キロ、マルソウダ 120キロ、ワラサ 80キロ
「江の安」定:アジ 1.2トン、小アジ 650キロ、ブリ・ワラサ 180キロ
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:アジ 220キロ、アオリイカ 90キロ
「大磯」定置:アジ 570キロ、アカカマス 490キロ

伊豆方面からは、
「富戸定置」:サワラ 2.8トン、ブリ・ワラサ 160キロ

東方面からは、
「江の島網」:サバ 950キロ ほか

日ハムの清宮選手にとってホームランが正義なら、小田原の漁業者にとって「地アジ」はまさに大正義。
おそらく今朝、市場に買い付けに来た買受人たちのほぼ全員が、何らかの形で「アジ」を手にして帰ったと言っても過言ではないでしょう。
しかも今朝は、その需要をもカバーして余りあるほどの大漁。必然的に価格は夢グループの保科有里ばりに思わず「安〜い♥」と叫びたくなる水準に。
「アジ」は今が旬。サイズ感も脂の乗りも最高潮に達しており、その価値に対する価格を表現するなら、まさに「低い、あまりに低すぎる」。
まるで「テンプテーションズ」のメルヴィン・フランクリンの低音ボイスのごとく、心地よく沈み込むような安さです。
つまり、食べるなら今。
202504028_sawaar.jpg今、小田原にはそんな価値ある魚が、山のように揚がっています。
ここまで続く「小田原アジ」の大漁、もはや「戦いのネバーエンディングストーリー」と言ってもいいでしょう。
大型連休はまだ始まったばかり。今年は連休後半にかけて需要が集中するとの見立てもあり、月明け以降の相場持ち直しも期待されています。
そして何より心強いのは、「アジ」の好調がまだしばらく続く見込みと言う事です。
最後に一言、「サワラ」も良かった。
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posted by にゃー at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アカマンボウ

20250428.jpg
今朝
「岩」の定置網で
なんと活きた
「アカマンボウ」が揚がりました。

切り身ではなく、
丸の姿を見るのは、これが初めて。

相模湾の定置網に入ること自体、
かなり珍しい出来事。

珍魚中の珍魚、
と呼んでも
差し支えないでしょう。

普段は深海を
悠然と泳いでいるこの魚。
今後また獲れるかどうかは、
まったくの未知数です。

活きた「アカマンボウ」
その姿は、まるで赤いドレスに
金のラメを散りばめたような、
華やかで鮮やかな美しさ。

大きく広げた各ヒレも
鮮やかな赤に染まり、
水しぶきを上げる様は、
儚くもまばゆい
「命の輝き」そのものでした。
20250428_akaman.jpg

「アカマンボウ」というと、
かつては
「回転寿司のなんちゃってマグロ」
などと不名誉な言われ方をしたものですが、
実際には、
しっかりとした旨味をもつ上質な赤身。
「アカマンボウ」として堂々と、
味でも価格でも十分に魅力を備えた、
知る人ぞ知る逸品なのです。

最近は魚市場でも、
「マンボウ」といえば
身と肝と腸にきれいに分けられた状態で
競りに掛けられるのが一般的ですが、

今、小田原では
"丸ごとマンボウ"の販売が
静かなブーム。

そんな中、
今朝は「アカマンボウ」の登場で

売場はまさに紅白揃い踏み。
まるで歌舞伎の
「連獅子」さながらの
華やかな舞台となりました。

そんな
スペシャルなステージが
見られるのは、ここ。
20250428 34.jpg
シティモール内
クイーンズマート ヤオマサ
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posted by にゃー at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする