二宮漁場の漁師Aが持ってきた魚、二匹。
もはや定番となりつつある「オキアジ稚魚」と一緒にやってきた細長い魚。見慣れぬ縦線に、青い魚体。
私「もしや・・・?」ジッと考えポツリ、
私「これは、なんとかタカサゴだな。」
それに反応し、即答の漁師A。
A「そう思いますか?意外でした。」
私「確かに、ちょっと久しぶりだからな・・・。」
A「それでも実力は確かです。」
私「実力?ああ、名前は広く知られているから。」
A「もちろん。名前と言えば、本名の方が通りが良いかも。」
私「そうだね。え〜と、なんだっけ。グルテン*じゃねえや・・・」
A「え?グル?まさか、ドルジでしょ。」
私「そうだっけ?沖縄の魚だよね。」
A「沖縄?まさか、モンゴルでしょ。魚ってどういうこと?」
私「?」
私「おい、まさか、タカサゴって。」
A「高砂部屋でしょ、明日から秋場所。楽しみだね。それにしても優勝が朝青龍とは、驚きの予想ですね。」
私「やったあ!」
それにしても神奈川県の指定する「県の魚」って、*無いんですね。意外でした(*実際は2005年に選定されていた・・)。
小田原市が「アジ」と「メダカ」を指定したのはよく知られていますが(地元では)、そういや神奈川県でもなんか指定しないのだろうか。海に囲まれた県として、豊かな相模湾、東京湾を抱える県としても非常に寂しい話ではないか。
ちなみに昨日に続き、「二宮漁場」さんが本日持ってきた「オキアジの稚魚」と今日の目玉「イッセンタカサゴ」は、魚市場近くの「小田原さかなセンター」の水槽で元気に泳いでおります。この週末、お寄りの際は是非、水槽を覗いてみてください。なかなかこの辺では見られない魚ですので、一見の価値有りです。どうしても食べたい!というお客様には・・・、センター長判断で買うことが出来るかも知れません(保証はできませんが)。
*近縁の「タカサゴ」と共に混獲され、「グルクン」と呼ばれ流通している。
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下記のURLをご参照ください。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/suisan/sakanawotabeyou.html
それにしても11種類って欲張り過ぎじゃ・・・というかあちら立てれば、こちらが立たぬといった感じで、仕方ないですね。むしろ、これだけの恵まれた漁業条件と豊富な水産資源に囲まれた立地、環境に感謝と言うことですね。勉強になるな〜!