あいにくの雨模様の日曜日、今日は小田原近隣の南足柄市を中心に「全国植樹祭かながわ2010」が開催されている。そんな中、紹介する魚がコチラ(↑)。
昨日の「岩」定置で獲れた雑魚の中に混じった一匹の青く細長い銀鱗魚。
若干、痩せて焦燥しきった様子はあるが、紛う事なき「ニジマス」の姿である。もちろん「定置網」で獲れた一匹である。実を言うと「岩」定置に「ニジマス」が獲れるのは、これが初めてではない。今年はここまで、すでに4、5匹は獲れているだろう。可能性としては、奥湯河原にある「新崎川国際ヤマメ・マス釣場(新崎川)」か、同じ湯河原市内を流れ春先に「ます釣り大会」の行われる「藤木川」から逃げ出した魚が海に出たと考えるのが妥当であろう。それなら至近の「福浦」の定置網でも獲れても不思議はないのだが、魚市場で見掛けるのは圧倒的に「岩」定置が多い。もしかしたら水揚げ時にピックアップされているか、排除されてしまっているのかも知れない。
※「岩定置」の場所確認はコチラで
小田原定置網地図
小田原定置網地図
ということで、海で「ニジマス」を釣ってみたいという珍魚マニアにして釣りマニアという人は、真鶴の「岩港」近辺で狙うのがいいかもしれませんよ。
さて、今日は上空厚い雲に覆われ、雨も降り、肌寒い陽気だ。これでは来週の漁模様も芳しくない予感がする。まったく海と天気は、日々七色に色を変え、目まぐるしく状況を変化させる「天の邪鬼」的存在であると改めて実感する。なんとか天気が回復して「虹の橋」の架かるような天気になってくれることを祈りたい。
このネタは、暗に「虫工作戦」を仄めかしているわけではありませんので、あしからず。
ということで、天照大神こと太陽のようにまん丸なヘンテコ「イサキ」もご紹介。立派な肉付きとおいしそうな形。奇形と呼ぶにはあまりにも可愛らしく平和な形。これからの季節、「米神」定置周辺ではこの様な(といっても変形ではない)大型の「イサキ」が旬を迎える時期になります。脂も乗り、肉厚の身は刺身に最高、塩焼きで超贅沢、値段もなかなかの高級魚として魚市場を飾ります。また獲れる時期になったら、是非ご紹介したいものです。
【関連する記事】