2010年08月08日
山市湯川「小タカベの干物」
なんだコレ?小魚の干物です。ハテ?この黒っぽい魚は?
元巨人の青い稲妻は「松本匡史」、伊豆の海に現れる黄色い稲妻模様が目印の青い魚といえば「タカベ」。
そう「タカベ」です。
山市湯川商店で売っている「小タカベの干物」であります。
で、小さい「タカベ」を丁寧に開いて干物にしたそうです。
早速日曜日の朝、食卓に並びました。
小アジの干物同様、炙るようにして焼き、良い薫りがしてきたなと思ったら消火。小さいのですぐに火も通ります。
カラリと焼けた魚を頭からかじると、まず心地よい香ばしさを感じ、さらにほどよく柔らかい身からの旨味の波状攻撃で、口の中の感動は最高潮に達します。
全体にきめの細かい脂が行き渡った身は、小さくても強烈な印象を伝え、上品な味は夏の食欲減退期にピッタリだと思いました。骨も柔らかいので頭から尻尾までペロリといけますし、三枚あればご飯一杯は軽くいけます。
体長10〜20センチ前後の「タカベ」は、高級魚として塩焼き用などに流通しますが、この干物になるサイズは7〜8センチの未利用に近いまさに雑魚でした。確かに開いたり、卸したりの作業は面倒ですし、手間も掛かります。まして干物にするとなると、それこそ一枚一枚の作業が必要になるからです。
伊豆方面からやってくる定置網に小型の「タカベ」が今日も入るでしょう。雑魚の中に埋もれがちなこの小魚の隠れた才能を見いだし、投資し、商品開発し、さらに付加価値を付け販売した。
それをやってのけた湯川社長の勇気と努力に、感動の酒が今夜も進むこと間違いなしなのです。
どうしても欲しいぞコノヤロウ!と言う方はコチラ→「山市湯川商店」へ
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