2010年08月17日

小田原 カサゴ図鑑

小田原魚市場 カサゴ図鑑




標 準 和 名
漁獲量味評価相 場

kasa03.jpgイズカサゴ
★★★★★★★★★

kasa01.jpgカサゴ
★★★★★★★★

kasa02.jpgオニカサゴ
★★★★★★★★

kasa04.jpgウッカリカサゴ
★★★★★★★★
 
kasa05.jpgユメカサゴ
★★★★★★

kasa08.jpgアヤメカサゴ
★★★★★

kasa06.jpgフサカサゴ
★★★★

kasa07.jpgヒオドシ
★★★★

kasa09.jpgアカカサゴ
★★

kasa10.jpgミノカサゴ
★★

kasa12.jpgサツマカサゴ
★★

kasa11.jpgヒレナガカサゴ

他に水揚げ実績があるのは「コクチフサカサゴ」、「イソカサゴ」、「セトミノカサゴ」など。

釣って良し、食べて良し、触ったら危険ということで、一般的に美味しいと言われる「カサゴ」の仲間ですが、それじゃあ一番美味い「カサゴ」はどれだ?一番高価な「カサゴ」はどれだ?一番危険な「カサゴ」はどれだ?という疑問についてですが、アバウトな評価を上の表で「★」の数で表してみました。

分類学的に言うと、フサカサゴ科の魚として各種「メバル」や「ソイ」、「アコウダイ」など多くの種類も含まなければならないのですが、基本的に小田原魚市場に水揚げされ、普通に漁師さんや魚屋さんから「カサゴ」と称される魚に限定いたしました。
こうして見ると多くの「カサゴ」の体色が赤いことに気がつきますね、光りのまともに届かない海の深場では、この赤が立派な保護色になるのです。

「カサゴ」の仲間は海底の底を這うように泳いだり、石の間にジッとしていたりと海の下層にいる魚ですので、水揚げの主となる形態は「定置網」よりは、「刺し網」や「一本釣り」となります。ただ夜行性ですので、夜間に海中を泳いだ「カサゴ」がたまたま「定置網」に入り込んで、獲れることもあります。
さらに特徴として貪欲な魚であり、餌さえ目の前に垂らせば必ず釣れる魚として、「釣り」の対象として人気があります。特に「ロックフィッシュ」と称される「根魚」の代表格で、岩場でのカサゴ釣りは、最も簡単な海釣りの一つとも言われます。

多くの「カサゴ」が冬から春にかけて旬を迎えますが、一年中水揚げされ、一年中人気のある魚です。利用は、刺身、煮付け、唐揚げ、そして鍋物など多様な料理に向いており、その上品な味から大変人気のある魚です。

一般的に「ヒラメ網」に掛かる「イズカサゴ」が最も美味しいとされ、人気があります。さらに鰭のトゲが太く、毒も強いため、かなり危険な魚として、漁師さんが常に警戒する魚でもあります。その為、一部の漁師さんが「イズカサゴ」を「オニカサゴ」と呼ぶ事の所以と考えられます。さらに釣りの対象としても専門の釣り船が出るほどで、網に掛かるよりも大型が釣れるとして人気があり、一般的には1キロを超えると大物とされます。

そして普通の「カサゴ」は、「オニカサゴ」と同等に販売され、「イセエビ」や「サザエ」獲りの網にも掛かることから、最も一般的であり、最も経済的に「カサゴ」の美味しさを楽しむことのできる魚と言えます。
「ウッカリカサゴ」や「ユメカサゴ」は、「アカムツ」や「オオメハタ(シロムツ・シロメダイ)」の外道として釣れる魚であり、普段は深場にいます。数は少ないですが、底堅い人気に支えられ、必ず一定以上の価格はする定番魚であると言えるでしょう。

その他は魚市場では少数派とされますが、やはり「カサゴ」として扱われる以上、それなりの評価を持って取り扱われます。

例外は「ミノカサゴ」で、他の「カサゴ」とは異なり遊泳する範囲が広いのか、唯一「定置網」にまとまることもある「カサゴ」と言えますが、ただ外見の派手さ(毒々しさ)とヒレの毒が嫌われるのが難点であり、ごく一部の人にのみ愛されるマニア向けの「カサゴ」でしかありません。身は水っぽいと言われ、主に唐揚げなどに利用されるようです。

H22.08.26 サツマカサゴ追加
posted by にゃー at 16:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 魚市場豆知識・資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ウッカリハチベイ・・・じゃなかった、ウッカリカサゴですか。最初はシャレのつもりで書いたのかと思いましよ、ホント。
それにしてもウッカリカサゴは初耳でした、まだまだ海水魚の世界は奥深いですな。
Posted by うまのて at 2010年08月19日 17:28
やあ、素晴らしいです。カサゴだけでこんなに語りがあるなんて。以前にユーチューブのビデオをシェアさせて頂きました。ありがとうございました。スペインで卸をやっている友人も喜んでいました。
Posted by Soichiro Saito at 2012年07月22日 18:39
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