二宮沖の延縄で釣れたこの魚、「アマダイ」界の頂点にして、最高と評される通称「シラカワ」。現在、日本銀行の頂点に君臨する「白河総裁」は61歳であるが、このシラカワさんは、それに若干及ばぬ約58センチ。それでも、ほぼ最大サイズであろう。
前回「シロアマダイ」が獲れたのは、確か昨年の4月。この半分以下の大きさで「大物」と評していますから、目方にして3.7キロのコイツは、超大物だけでは表現しきれないですね。
年に一度お目に掛かれるかの魚で、これだけの大物が掛かるのですから本当にビックリ。獲った漁師自身も驚いていましたし、もちろん初めてだと言うことです。


まさに「APEC JAPAN 2010」を祝うかのような「APEC(Amadai Perfect Exciting Collection)小田原」が開催されたと言えるでしょう。
寒くなるこの時期、「アマダイ」や「アカムツ」、「オオメハタ(シロムツ)」といった底モノが旬を迎え、多く集まるようになりました。そのどれもがそれぞれの美味しさ、特徴を持った魚ですので、この機会に是非、ご賞味を。といっても、地物の「シロアマ」はなかなか手に入らないと思いますけど。
あ、そうそう、この時期の小田原の釣りものと言えば「ナガスミヤキ(クロタチカマス)」ですけど、今年もどうやらダメのようですね、残念。
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今年は、小田原の釣りアマダイが好調のようで、結構魚市場にも入荷します。他の魚が不振なのに対して、数少ない漁獲上昇組の一種と思われます。同時にヒメコダイやカスミサクラダイも釣れており、こちらも見逃せません。