![20110226_sokohead.jpg](https://uoichiba.up.seesaa.net/image/20110226_sokohead-thumbnail2.jpg)
おおっ?これは何奴?
釣り上げた「坂口丸」からの問題か?
「魚類学の問題です。解答は魚の名前だけでなく、相場算定の途中計算もよろしくお願いいたします」とは船頭の声。
「アカタチ」に似た顔つきと皮目だが、形が違う。目と口が魚体の全部に集中し、おそらくこの魚も海底に穴を掘り、そこで生活しているのだろう。
残念ながら仕事中に携帯電話で打ち込む暇はなかったので、仕方なく事務所に上がり、東海大学出版会の日本産魚類大図鑑をめくる。
そしてわずか数分、答えは出た。
これは「ソコアマダイ」で、図鑑によれば、似た種の「ソコアマダイモドキ」の項目に「商用価値に乏しい」ともある。つまり「相場は低い」のだろうか?しかし「アカタチ」といえば知る人ぞ知る上品な白身であり、隠れファンもいる魚であり、それに似た「ソコアマダイ」ならひょっとして・・・。
ということでセリを行えば、同じ「アマダイ」の外道として釣られる「ヒメコダイ」と同等のまさかの4桁。ネットで調べても、その筋では評価は高いとの事。つまり「ハズレの無い上質の珍客」が答えということになるだろう。
【関連する記事】