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2011年02月27日

ソコアマダイ

20110226_sokohead.jpg
おおっ?これは何奴?
釣り上げた「坂口丸」からの問題か?

「魚類学の問題です。解答は魚の名前だけでなく、相場算定の途中計算もよろしくお願いいたします」とは船頭の声。

「アカタチ」に似た顔つきと皮目だが、形が違う。目と口が魚体の全部に集中し、おそらくこの魚も海底に穴を掘り、そこで生活しているのだろう。

残念ながら仕事中に携帯電話で打ち込む暇はなかったので、仕方なく事務所に上がり、東海大学出版会の日本産魚類大図鑑をめくる。
そしてわずか数分、答えは出た。

20110226_sokoama.jpg

これは「ソコアマダイ」で、図鑑によれば、似た種の「ソコアマダイモドキ」の項目に「商用価値に乏しい」ともある。つまり「相場は低い」のだろうか?しかし「アカタチ」といえば知る人ぞ知る上品な白身であり、隠れファンもいる魚であり、それに似た「ソコアマダイ」ならひょっとして・・・。

ということでセリを行えば、同じ「アマダイ」の外道として釣られる「ヒメコダイ」と同等のまさかの4桁。ネットで調べても、その筋では評価は高いとの事。つまり「ハズレの無い上質の珍客」が答えということになるだろう。
posted by にゃー at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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