おっす、おら「エビスダイ」。
真っ赤な魚体で意外に美味、さらに観賞用としても注目を集めるこの魚。
以前紹介した「カイエビス」と同じ仲間で、縁起の良さそうな名前の響きとめでたい色彩が人気を支える理由だろう。
春にかけて小田原周辺の「刺し網」で獲れるのだが、さすがに40センチを超える「エビスダイ」はなかなかお目にかかれません。
実は、この魚は刺し網ではなく、早川港の釣船「坂口丸」の「オニカサゴ釣り」の外道として釣れたという事で、「十日恵比寿」を迎えた昨日魚市場に並びました。
今朝は、他にも「クルマダイ」やら「トゲハナスズキ」やらの珍魚が沢山釣れたりということで、まさに「オニカサゴ釣り」は深海五目釣りの様相で、かなり楽しそうである。
小田原の「釣り船」と言えば、年が明けて「ヤリイカ釣り」が徐々に盛り上がってきたようです。
サイズと量、ともに安定した釣果が期待できそうで、春先までは良い釣りが出来るのではないでしょうか。
魚市場もその入荷を待っております。
さて、グイグイと強い引きを残して深場から揚がってきた「エビスダイ」は、「マツカサウオ」のような堅い鱗に覆われて、トゲトゲしい魚だが、赤い色が水槽に入れても退色せず、また大きなクリクリとした目と愛嬌ある顔つきが可愛いのだ。
近所の「小田原さかなセンター」では、以前紹介した「エビスダイ」がまだ泳いでいます。
相変わらず餌をバクバクと食べて、大きさでもこのサイズに引けを取らないのだが、自然界ではなかなかお目にかかれないサイズの魚に、ここへ行けばいとも簡単に見られてしまうと言うミステリー。
むしろ、そのありがたくも食欲旺盛、豊満塾魚の「エビスダイ」に、是非とも「商売繁盛」「家内安全」の願を掛けてみてはいかがだろうか。
決して「食べたい」などと口にしないように。
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