
これが噂の新名物「アカモク」です。
見ての通り海藻の仲間で、日本各地の沿岸に生息する種類ですが、今まであまり一般には知られていませんでした。漁師さんや一部の漁村などでは知られており、食用利用もされていたようですが、豊富な繁殖力と生命力で網に引っ掛かるなど漁の邪魔することも多く、迷惑がられていたこともあるようです。
また「アカモク」は栄養豊富な海に生育し、様々な魚介類の産卵床や稚仔魚の育成場としての他、餌の供給や成長促進も請け負い、自然界にはなくてはならない海藻としての役割があります。
それが近頃のB級グルメブームと海藻の健康食品としての一面が注目され、各地で名産化しようという働きが行われたり、メニュー開発がされたりしています。
神奈川県でも三浦方面ではすでに製品化がなされていたり、販売されていたりするようですが、こちら西湘域ではまだまだ知名度、利用度共に低いままのようです。
それでも一部の鮮魚商などでは、ワカメやメカブなど同様に海藻の一種として注文があるそうです。
アカモクの利用法としてはメカブのように粘りを楽しむ食品で、30秒ほど湯通しして、海藻の成長部分(中心の茎は避ける)を細かく刻むと強力な粘液が出てきます。徹底的に叩いくとまな板の上に粉砕された海藻の粘液団子が生まれ、あとはこれを利用します。
そのまま鰹節と醤油に混ぜてご飯にかけても美味しいですし、酢の物や味噌汁に入れたり、卵と混ぜて卵焼きにしても美味しいとか。
今、東名下り・海老名サービスエリアのフードコートにて開催中の「春の神奈川うまいもの祭り」でアカモクを使用したメニューが食べられます。
興味有る方は是非、お試しアレ。私が試したのは「アカモクそば」、美味しかったですよ。
【関連する記事】