「ササウシノシタ」と非常に近いですが、形が少し違います。どちらもササウシノシタ科の魚。平均、サイズの小さい「シタビラメ」の仲間なので、利用価値は低いと考えられます。
食用となるいわゆる「シタビラメ」は、これから夏にかけて刺し網で狙います。
多く獲れるのが「クロウシノシタ」と「アカシタビラメ」。なぜ名称が「シタビラメ」と言ったり「ウシノシタ」と言ってみたり、バラバラなのかは謎。きっと気分で名を付けたのだろう。
「アカシタビラメ」に至っては「イヌノシタ」や「コウライアカシタビラメ」などぱっと見で似た魚も多く、見た目だけでは見分け辛い。ただ多くの場合、どちらも「シタビラメ」で通用するし、一般に流通している。どちらも普通においしく、人気がある魚。
こちらは模様も形もよく似るが、大きくなる「ガンゾウビラメ」。大きくなる分、商用価値はある程度。カレイ目ヒラメ科の魚である。
先日、「米神」の定置網で「ヤリガレイ」の稚魚と思われる魚が獲れたが、詳細は不明。週末の強風により発生した湧昇流に乗って深場から沿岸に寄ってきたのかもしれない。
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