小田原魚市場水揚げ概況
「米神」定置:カタクチ 360キロ、ホウボウ 200キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:ホウボウ 120キロ、ウマヅラハギ 90キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:サバ ほか
「二宮」定置:サバ 80キロ ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:アジ、活ホウボウ ほか
伊豆方面からは、
「伊豆釣船」:釣キンメダイ 130キロ、釣クロムツ 90キロ
「沼津底曳」:小ムツ 120キロ ほか
消費税増税の前に自動車が好調らしい。駆け込み需要というやつだ。
そりゃ買うつもりのものがこの先、値が上がると分かれば、それを買いたくなるのは人情だろうし、欲というものだ。ビットコインとかいう仮想通貨も実態が良く知れない存在でありながら、価値が上下するという摩訶不思議な欲の二重らせんを構築し、今回その梯子を外されたか、爆破されたか、よう知らんが要するに無秩序の中にカオスを混ぜて、発酵、熟成、そして腐敗させたような現象による弊害の結晶化ともいえる事態が発生したということだが、正直何が何だか分かりません。
その昔、魚市場でも景気の良かった時分には、勢いのある魚屋さんが「明日の分まで買ったれい!」とセリで大見得を切ったと言いますが、魚市場で明日の水揚げ見込みの「アジ」やら「サバ」を売るといういわゆる先物的な取引をしたとしたらどうなるのだろうか?先を見越して週末の「アジ」を安く買い付け、量が減ったところで値をつり上げて売り飛ばす、しかし水揚げがなければその権利は発生せず、莫大な損失となり逆に獲れれば独占的に売買が出来、利益を得ることができる。
漁自体が水物である以上、その取引も実体を伴わない水物であり、泡や煙りと同質のものでしかなく、畢竟その取引も遠からず破綻を迎えることだろう。まるで3Dテレビの仮初め立体に違和感を覚えるかのように。
所詮、人間は目の前のものを五感をもって感じ、自ら下した判断で身銭を切って買い付けることにより、本当の満足を得る社会的動物なのだから。まずは魚市場に来てセリ場に並んだ魚を見て、触ること、これ以外に何をする必要があるというのか。
何に価値があり、何が幻なのか、もう一度よく確かめる必要があるのではないか。
今日のヒラメ・・・ 369枚

2014年02月27日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック