毎年、全国どっかしらの海水浴場に集団で現れてはマスコミに取り上げられ、ニュースで「人食い鮫現る!一般市民に危険が迫る!」と人々をあおり立てる格好のネタになる魚。お寺の鐘を叩く道具・撞木にちなんで「シュモクザメ」という名前を持ちながら、なぜか英名「ハンマーヘッド」やら「ハンマー」などと呼ばれ、敬遠されがちな巨大魚の悲哀にアナタは何を思うのか。
一生泳ぎ続けなければならない「サメ」の宿命を背負いつつ、「かなづち」と呼ばれる魚の悲哀に共感するのは自然な事ではないだろうか。
普通によく水揚げされ港で見掛ける「シュモクザメ」は、頭の部分(Tの横棒部分)がまっすぐなのだが、今朝水揚げされた「シュモクザメ」は、ご覧の通りの凸凹状。おんや?と思いつつ、調べてみると・・・。
どうやら凸凹のある種類は「アカシュモクザメ」という名前があるらしい。
しかし、ほとんどの場合、その違いに気が付かないので、そのまま形状から「通称シュモクザメ」と呼んでしまうのだ。そう「AKA(As Known As=いわゆる)シュモクザメ」、つまり「アカシュモクザメ」。結果オーライ、間違っていなかった。
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