「二尾」。つまり尻尾が2つである。
普通、魚の尻尾とは先端部分が二股に分かれたりするものであるが、こいつはその二股とも違う。
強いて言えば、根元から二股に分かれているのである。
今朝の「石橋」定置網に入り、幸運にも漁師に気付かれ、掬い出してくれた。
体長は約37センチ。去年の放流魚であろうか?
通常、こういった変異種は種苗選別の際に除去されるのであるが、この選別も幸運?にも見逃されて海に放たれたのであろう。
それとも自然の突然変異で誕生したのであろうか?
まさに「ツインテール」。
さぞかし推進力を稼ぐ事が出来るのであろう。これが新たな「ヒラメ」の進化種であるというのなら認めなくてはならない。恐るべし「ヒラメ」の向上心、進化力。
と言っても世代的には反射的に「帰ってきたウルトラマン」を思い出し、同じく「キングギドラ」も二尾であったことにも思い当たるが、こいつは少なくとも頭が一つであった事を確認して居る。
大陸には昔から伝えられる「妖怪キツネ」の最終形態で、「キツネ」の中でも最高位に位置する存在として描かれた伝説上の生物で九本の尻尾を持つ妖狐とされる「九尾のキツネ」がいるという。
ウィキによれば多くの場合「悪しき霊的存在」として登場し、一部では革命の象徴としても言い伝えられているのだとか。かと思えば、一方で瑞獣、つまり吉兆としてもしばしば描かれた事もあるとかで、「幸福をもたらす象徴」でもあるのだそうだ。
どうやら時の権力者に取り入るか反逆するか、その時々の解釈のしようでなんとでもなるという事らしい。
果たしてこの「ヒラメ」が指し示す未来とは?
この先に待つ夢は、幸せか?悪夢か?
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