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2015年03月03日

ヘリキホウボウ

20150302_kiho02.JPG

このL0系(最新実験用リニア車両)を思わせる超流線型の独特のスタイルをシルエットに持つこの魚。
ザラザラっとした表面と鎧か骨格のような外見も極めて奇抜な魚である。

駿河湾から揚がってきた「キホウボウ」の仲間である。この仲間は相模湾でも獲れるが、100メートル以浅の定置網漁で獲れる事は、非常に稀である。大陸棚に面する台湾では比較的珍しいので、「龍頭蝦身の怪魚」として表現され漁獲がニュースにもなっている。
私自身、この仲間との出会いは2度目ましてである。

20150302_kiho01.JPG

2本飛び出した角を鬼に見立て、横から見ると「ホウボウ」に形が似ているところから「キホウボウ」と言われる魚の仲間である。それで「鬼魴鮄」と名付け・・・と思ったら「日本語魚類専門辞典」に拠れば「黄魴鮄」と書いてある。これにはビックリ。どっからどう見ても”鬼”の雰囲気丸出しだと思うのだが・・。

生まれてこの方「鬼みたいなホウボウ」だから「キホウボウ」と思っていたので、これは少々納得がいかなかった。魚のみならず、これまで多くの生物の名前には思わず膝を打ちたくなるようなすばらしい名前があるものだが、なぜこの「キホウボウ」が「黄色いホウボウ」由来なのか。最近のキラキラネームにも疑問を呈さずにいた私でさえ、この名前には思わず首をかしげた。
確かに乾燥させると黄色っぽくなる魚ではあるが、それが為に名付けられたのだろうか?

普通、この魚を見た時にまず見た目のインパクトで頭の2本の出っ張りが目に付くだろうと思う。我々も鼻の横に大きなホクロのある人と対面すると、どうしてもそこに目が行ってしまうように、常人なら自然な成り行きだと思うのだが、この魚の名付け親は、相当の天邪鬼かひねくれ者だったらしい。そこをあえて避けて、色に注目をしたというのだから、その人にとって色は種を判別するのに相当、重要なファクターだったのだろう。

と、ここまで書いて「オニキホウボウ(鬼黄魴鮄)」の存在に気がついた。「鬼鬼魴鮄」じゃあ読みにくいし、やっぱり変だということか。
それにしても何故という思いは未だ消えない。

20150302_kasago.JPG同じ網には、駿河湾の深場に多く生息する「シロカサゴ(?)」も混じっていました。かつてはよく入荷していた魚だが、最近姿を見ないので、漁獲量は減っているのかもしれません。
ラベル:珍魚 深海魚
posted by にゃー at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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