聞けば「ヒラメ」狙いの刺網で良く掛かるらしい。
それも国府津沖の深いところでまとまるのだとか。
「クラゲ」の仲間かと言われたが、よく見ると触手やヒレのようなものも?
コレってもしや、深い海で一晩中踊り狂ってるフィーバー野郎こと「ユメナマコ」なんじゃなかろうか?
ま、条件的にいてもおかしくは無いと考えると、可能性は否定できないと思われます。
漁師によれば、これは水温が少しずつ上がってきた頃にまとまって網に掛かるのだとか。
深海に住むナマコの仲間で、大きいもので手のひらにまでなるそうだが、そこまで大きい個体は掛からない。どうやら生まれたばかりの個体が、湧昇流に乗って比較的浅いところまで上がってくるのだろう。
つまり、海の底から春がやって来ているという事なのか。努々信じられぬと言うことでも無さそうだ。
早くこの儚い生き物から教えられる春の接近に、魚たちが気付いてくれることを祈りたい。
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