毒の無い「フグ」として有名な「ハコフグ」ですが、実は外側の粘液に毒がある事はあまり知られておりません。「パフトキシン」という毒で、刺激やストレスによって粘液として体の表面に出てきます。
この毒は水溶性で、一緒に泳いでいる魚などに影響を及ぼし、死に至らせる事があります。
ただし人体には影響はありませんので、ご安心を。
とはいえ、近年「テトロドトキシン」という猛毒は持たないというだけで、代わりに体内に「パリトキシン」という猛毒を持つ可能性がある事が知られており、被害報告も九州や四国方面を中心にあると言う事で、やはり他の「フグ」同様に取り扱いの注意が必要とされております。
関東での被害は今のところ無いようですが、毒を持つ可能性が0で無い以上、取り扱いは有資格者(ふぐ包丁師)のみに許された魚である事に間違いありません。
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