どんだけ「ガッツ星人」好きなん?という疑問が残る頼りなさ。
「何これ?」の問いに、間髪入れず「ゾウクラゲ」と答える漁師の格好良さ。
クラゲと名前は付いているが、これでも巻き貝の仲間なのだそう。
良く見ると中央背部に三角形をした透明な貝殻が確認できる。
レア生物にしてレア貝類の貴重な貝殻らしいが、非常に薄く脆いのか、軽くタッチしただけで割ってしまう魚屋の潔さ。
一応、左側が頭で、右側が尾部になり、茶色柄の付いたヒレ部分で浮遊しながら移動をするらしい。
大きさは結構大きくて30センチ弱くらいだが、泳ぐ貝の仲間というとイメージするのは殻の付いた「クリオネ(ハダカカメガイ)」みたいなものなのだろうか?
全身が透明なゼラチン状で、貝殻も脆いが、体も非常に柔らかく、形を保っているのがやっとな状態である。
なぜに象?と疑問にお思いの方。
仲間の「ハダカゾウクラゲ」を検索してご覧下さい。
コチラは顔に黒い点の様な丸い目が二つと太い鼻の様なものが前に垂れ、見た目はゆるキャラ風の象に見えなくもない。
私がイメージしたのはスターウォーズに出てくる「マックス・レボ」の方だったが。
見るからに非常に弱々しい生き物だが、それでも力一杯に生きていける海の持つ懐の深さに感謝しかない。
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