「米神」定置:ヤリイカ 100キロ、サバ 60キロ
「石橋」定置:ヤリイカ 110キロ、カタクチイワシ 50キロ
「 岩 」定置:ヤリイカ 240キロ ほか
「原辰」定置:ヤリイカ 60キロ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ 70キロ ほか
「大磯」定置:ヤリイカ 70キロ ほか
気がつけば2月の営業日は今日が最後で、休み明けはもう3月。
と、聞くだけでなんか暖かくなってきた気もするが、実際はまだよく冷えている。
振り返ってみても「ブリ」や「ホタルイカ」、さらに「ウマヅラハギ」やらの一時的ブームこそあったものの瞬間的で、この2月は大きな山もほぼ無く、まさに「幻」かというくらい印象の少ないままに終わろうとしている。
直近の水揚げ状況も大きく変化なしと言ったところで、「ヤリイカ」の山は続きつつも、今朝は休漁やら何やらを含めて昨日の水揚げ量と比べてもザッと1/3に留まった。
これでは昨日の春宣言も「幻」と言わざるを得ないだろう。
そんな今朝は、日本海から来た「ゲンゲ(ノロゲンゲ)」の山を前にして、なんだ身は「シャチブリ」と変わらんなと漏らしつつ、「幻魚」とも言われるその魚の荷を下ろす仕事に精を出す他なかった。
まぼろしの世にまぼろしを追い求め
走りきし荒野さみしからず ―野村秋介