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2018年03月19日

特大キアンコウとアンコウ

20180316_0440.jpg
目方でドン!

大きくなる「キアンコウ」は
すべてメス

これ豆な

8キロを超えるような個体は
全てメスと思って間違いない。

オスの「キアンコウ」は小さく
大きくなっても4〜6キロ。
これ経験上。

で、大型のメスが
春先になると卵を持つ。

そもそも産卵の為に、
普段はいる深海から
浅瀬に揚がってくるのである。

その為に、冬から春にかけて
刺し網や定置網に掛かるのである。

つまり夏から秋にかけて
水温の高い時期は
深い海の底にいるのである。

ところで、
この卵がウマイと
珍重する人もいるが、

個人的には白子を選びたい。

さて、

この卵がまた特殊で、

20180319_0915.jpg
ゼラチン状の膜に覆われ、
風呂敷のように腹の中に
折りたたまれている。

それが産卵直前になると
卵が大きくなり

孵化しやすいように
膜は拡がるしで

お腹の中で
膨張してくる

それが千代丸みたいに
パンパンにふくれてくると

20180319_0916.jpg重量も最大に達する。
え?ウマイのかって?
こればっかりはノーコメント。
醤油を足して、ほかほかの御飯にかけて食べるイメージでお願いします。

私の記憶では
32キロ前後が
個人的最大であったが、

今朝の一匹は
その数字を軽く超え

38キロ!

水も含めると
40キロを
超えていたかも知れない。

通常「アンコウ」は
吊るし切りでおろす

なんて言いますが、

普通の魚屋さんは
まな板の上でおろします。

ただこの大きさでは

吊るすのも無理なら

まな板の上にも乗り切らない

まず、おろす前に

パーツ毎に
バラバラにしてから

調理する事になるでしょう。

バラバラ・・

これはもう
事件ですよ

奥さん!

巨大化する「キアンコウ」の他に

「アンコウ」という魚がいる。

え?今「アンコウ」の話してたんじゃないの?
とお思いのアナタ。

前述の魚は「キアンコウ」

これからお話しする魚は
「アンコウ」の方

別の種類である。

ただ見た目にも変わらず
口の中の色で見分けるのだが、

私は大きさだけで判断する

こちらの「アンコウ」は
メスでも大きくならない

20180319_0914.jpg

大きくなってもせいぜい3〜4キロ

オスはもっと小さい。

でも小さいからと言って
食べるところがないわけではない。

おひとり様用や少人数鍋向けにと
最近は人気なのである。

大きけりゃ良い
ってもんじゃないって事ね
.
posted by にゃー at 11:43| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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