晩夏から秋にかけて
港の岸壁から
下をのぞくと
稀に見かける
「チョウチョウウオ」
じゃない方が
この魚
特徴的な
鱗の模様と
鮮烈なイエローと黒点
わず5〜6センチの
小魚故
なかなか定置網には入らない
南の海から
一人渡ってきた
かわいい風来坊
南北の渡りをする蝶
「アサギマダラ」にも似た
片道切符の単独移動
一人
流離う小魚に
久世光彦の
「涙から明日へ」の詩が
胸にしみる
♪なぜひとり行くの
燃える頬を濡らして
歩き始めよう
さよならの向こうへ・・
網の向こうは
「二宮」の定置網の中
だったようだが
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