「米神」定置:イサキ 420キロ、マルソウダ 350キロ、小サバ 150キロ、アジ 120キロ、サクラエビ 120キロ、小アジ 100キロ、サバ 100キロ
「石橋」定置:ヤマトカマス 820キロ、マルソウダ 100キロ、小サバ 100キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 750キロ、ヤマトカマス 360キロ、アジ・小アジ 110キロ
「原辰」定置:マルソウダ 690キロ、ヤマトカマス 350キロ、ジンダ 90キロ
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:ワカシ 420キロ、メイチダイ 260キロ、チダイ 90キロ
「大磯」定置:小サバ 260キロ、サバ 100キロ
東方面からは、
「江の島網」:小サバ 1.6トン、サバ 100キロ
真夏の厳しい暑さなんてものは何のためにあるんだろうな、とフト思う。
街角に咲く赤いサルスベリのように、ただ命を輝かせるためにあるのかもしれない。
朝の魚市場に、そんな輝きを見せつける赤い「サクラエビ」が並んでいた。酷暑の中でもその赤は不敵で、ひと際目立っていた。紅とも言うべき赤、鮮やかでほとんど人間の浅はかな欲望のように、艶々としている。そして値段も高値だ。これが俺たちの誇る相模湾の恵みだって?そうかもしれない。でもな、そんなものに誇りを感じている人間なんて、実は何もわかっちゃいない。
今朝の魚市場には他にも大型の「イサキ」がゴロゴロと転っていた。
選別されて細かく分けられているが、値段はどれも大差なく、しっかりと売れていく。
だが、それが何だと言うんだ?魚なんてのは、ただの無意味な命だ。今日も魚市場は賑やかで、そりゃいいことだろうさ。人は皆、活気があると喜ぶ。活気なんてのは結局のところ、一時のまやかしに過ぎないのに。
これから「ヤマトカマス(ミズカマス)」も水揚げされて、ますます魚市場は騒がしくなるだろう。でも、それもただの風景だ。魚が獲れようが獲れまいが、海は今日も何も言わず、ただそこに在る。
何も変わらないさ。
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