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2025年01月30日

墨を吐く魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:マルソウダ 350キロ、サバ 150キロ、イナダ 120キロ
「石橋」定置:マルソウダ 160キロ、クロサギ 60キロ
「 岩 」定置:イシダイ 230キロ、サバ 130キロ
「原辰」定置:ワラサ、小アジ ほか
「江の安」定:休漁
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:シリヤケイカ 70キロ ほか

伊豆方面からは、
「網代定置」:小アジ 230キロ、イボダイ 70キロ

東方面からは、
「江の島網」:クロダイ 50キロ ほか

今朝の湘南定置では、「コウイカ」の仲間である「シリヤケイカ」が大量漁獲した。
昨今、江ノ島の定置網でもまとまって獲れたり、小田原沿岸でも増えていたりと、相模湾での存在感が増している。
数年前には東京湾で大量発生していた記憶があるが、群れが動いたのだろうか。
「コウイカ」の仲間は何しろ墨が黒い。思わず遅ればせの書き初めをしたくなるほどだが、デジタル社会の今、筆が見当たらないのが残念である。
ところで、シリヤケ温泉といえば、知る人ぞ知る群馬の秘湯である。草津の近くにあり、川の底から湯が湧き出すという、野趣あるワイルドな野天風呂。人影も少なく、狙い目(何の?)。
そんな「シリヤケイカ」の長い脚がクネクネと揺蕩う様は、温泉の湯気が立ちのぼる情景を思わせる。片や海の恵み、片や川の恵み。
どちらも大自然の偉大さを映し、私たちの暮らしに豊かな彩りを添えてくれている。その豊かさの前に、人はただ静かに手を合わせ、畏敬の念を抱かずにはいられないのである。
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posted by にゃー at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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