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2025年03月24日

シリヤケイカ

サバが減った、
スルメイカが獲れない、
サンマは幻・・・。

近年、海の恵みが
減ったと言われる日本
地魚を気軽に楽しむ時代は
終わったのでしょうか?

そんな心配をしている
貴兄諸君、

安心してください。

たくさん獲れて、
お買い得な
魚があるんです。

20250321shiri (0).jpg
近頃、小田原沿岸で、
やたらと姿を見せる
ニューカマー

202503_siriy.jpgその名も
「シリヤケイカ」

「あれ?
これってコウイカじゃないの?」
そう思ったアナタ

惜しい

シリヤケイカは、コウイカの仲間
ではあるものの・・・、
少々クセのある存在。

2013_shiriyake7.jpg
この白点模様が「シリヤケイカ(オス)」の特徴
数年前には
東京湾で大漁に獲れた事も

Q「ヘイ、シリ!
シリヤケイカの秘密を教えて?」

🤖「ワカリマシタ。
シリヤケイカ ノ ヒミツ デスネ…」

シリヤケイカ(尻焼烏賊)は
コウイカ目コウイカ科に分類されます。

実はこのイカの最大特徴として
胴の先端(外套膜後端の尾腺開口)から
茶褐色の液体を分泌するのです。
20250321shiri (1).jpg👉20250321shiri (2).jpg
それが胴の先端に染み渡り、
まるで「尻が焼けた」ように見えるとか
「下痢をしている」ように見えるとかで
名付けられました。

Q「ヒサヤ大黒堂の相談案件か?」

🤖いえ
実際に焼けているわけではなく、
“見た目が焼けたように見える”だけです。

どうか誤解のないように。

Q「コウイカの仲間なんですね?」

🤖そうです。
「コウイカ(スミイカ)」と同じように、
その墨の濃さも特徴と言えます。

イカといえば
墨を吐くのは常識ですが、
この「シリヤケイカ」の墨は、
ブラックホールかというほどに真っ黒です。
出るその量も尋常でなく、
大量に獲れると海がまるで
墨汁と化すほど黒くなります。

市場に届くイカも箱も水も、
運ぶ人の手、そして顔さえも…
「黒光り」しています。

Q「それは困りましたね?」

🤖しかし、それは
「黒歴史」ではなく、

新しい恵みへの「感謝」でした。

甘みと旨味の
バランスが絶妙なその身は、
刺身にしても
焼いても煮ても絶品です。

尻が焼けてるとか、黒すぎるとか、
そんなことは気にしない。

「見た目で判断しないのが小田原流」
と言う事ですね。

Q「これからも獲れますか?」

🤖かつては西日本での
水揚げが多かったイカですが、
今や黒潮に乗って堂々の相模湾進出。
産卵のため、沿岸に寄ってきている
と思われます。
海のご機嫌と黒潮の気まぐれですね。

Q「来年も”入ってます”と言いたいが」

🤖大量に産卵され、
孵化したイカの子は、
大量に産まれたとしても
次々に魚の餌として
狙われてしまうので、
来年も同じように獲れるかは
黒潮次第と言うのがセイカイか。

Q「ダジャレですか?」

🤖イカにも。

.
posted by にゃー at 10:56| Comment(1) | TrackBack(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近面白くてよく見てます
面白いおやじギャグですね
最近の漁獲量は増えてますか減ってますか
Posted by せん at 2025年03月26日 17:38
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