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2025年04月14日

いのち輝く未来の魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 3.4トン、マイワシ 2トン
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:アジ 4.1トン、サワラ 230キロ、チダイ 180キロ、マルソウダ 100キロ
「原辰」定置:アジ 120キロ、カタクチイワシ 100キロ
「江の安」定:アジ 390キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:アジ 870キロ、アオリイカ 100キロ
「大磯」定置:アジ 140キロ、サバ 120キロ

伊豆方面からは、
「南伊豆釣」:釣オオクチイシナギ 150キロ

東方面からは、
「江の島網」:サバ 150キロ、クロダイ 110キロ

大阪万博では「大屋根リング」が話題をさらっているけれど、こちら小田原・早川の魚市場では、巨大な流しがそのままリングとなり、毎朝メインイベントが繰り広げられている。
本日のメインは、アジ軍団 vs. 買受人軍団によるがっぷり四つのタッグマッチ。
十六文キックに負けない「小田原アジ」の3〜4トンキックの連打で先制攻撃を果たせば、各定置網からも助っ人「アジ」が続々参戦。セコンドには「マイワシ」、「チダイ」、「サワラ」な多彩な顔ぶれが揃い、会場のボルテージは朝からMAX。
謎の外人・巨大怪魚「オオクチイシナギ」もリングサイドに登場し、一触即発の緊張感を演出。
競り人というレフェリーが手早く勝負を片付けていけば、続々と「アジ」は売りさばかれていくのだった。
波と風の力学に任せたアーキテクチャたる海の仕組みの中で、危険を冒して魚を獲る行為は、まさに魚市場の求める情熱。
魚屋さん、蒲鉾屋さん、干物屋さん、まさしく小田原に脈々と息づいている漁村文化そのものであろう。
「地魚とは偶然ではない、必然の結晶である」そう言い放ったのは誰でもない、港の伝説レスラー「ジャンボ鯵・脂ツル太」である。
さて、今日の勝敗は?
それは指し値を入れた魚屋だけが知っている。
また明日も、このリングの上でお会いしましょう。
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posted by にゃー at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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