
今朝
「岩」の定置網で
なんと活きた
「アカマンボウ」が揚がりました。
切り身ではなく、
丸の姿を見るのは、これが初めて。
相模湾の定置網に入ること自体、
かなり珍しい出来事。
珍魚中の珍魚、
と呼んでも
差し支えないでしょう。
普段は深海を
悠然と泳いでいるこの魚。
今後また獲れるかどうかは、
まったくの未知数です。
活きた「アカマンボウ」
その姿は、まるで赤いドレスに
金のラメを散りばめたような、
華やかで鮮やかな美しさ。
大きく広げた各ヒレも
鮮やかな赤に染まり、
水しぶきを上げる様は、
儚くもまばゆい
「命の輝き」そのものでした。

「アカマンボウ」というと、
かつては
「回転寿司のなんちゃってマグロ」
などと不名誉な言われ方をしたものですが、
実際には、
しっかりとした旨味をもつ上質な赤身。
「アカマンボウ」として堂々と、
味でも価格でも十分に魅力を備えた、
知る人ぞ知る逸品なのです。
最近は魚市場でも、
「マンボウ」といえば
身と肝と腸にきれいに分けられた状態で
競りに掛けられるのが一般的ですが、
今、小田原では
"丸ごとマンボウ"の販売が
静かなブーム。
そんな中、
今朝は「アカマンボウ」の登場で
売場はまさに紅白揃い踏み。
まるで歌舞伎の
「連獅子」さながらの
華やかな舞台となりました。
そんな
スペシャルなステージが
見られるのは、ここ。

シティモール内
「クイーンズマート ヤオマサ」
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