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2025年05月03日

魚市場ブルーの探索

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:マルソウダ 1トン、ワラサ 560キロ
「石橋」定置:アジ 700キロ、ワラサ 490キロ、イシダイ 250キロ
「 岩 」定置:マルソウダ 1.4トン、イシダイ 240キロ
「原辰」定置:マルソウダ 100キロ、ワラサ 90キロ、ヒラマサ 70キロ
「江の安」定:ワラサ 170キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:メジナ 390キロ、アカカマス 130キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 110キロ ほか
「江の島網」:サバ 350キロ ほか

深夜、漆黒の海が広がる中、波が岸壁を洗う音が響いていた。
昨日は大雨。雷鳴が轟き、風が吹き荒び、波が立った。
日が変わっても網を出せずに休漁を決めた漁場も散見され、市場としては痛い影響が残った。
そんな中、意地を見せてくれたのは地元の定置網「米神」と「石橋」の両巨頭である。
大型の「小田原アジ」に「ブリ・ワラサ」、そして「イシダイ」と堂々たる品揃え。
特に石橋の「アジ」は、買受人が当然の様に人だかりを作った。地元は春祭りのスタートで人が動いており、魚を欲しがる人で溢れている。それが漁師町というものだ。魚がなけりゃ、祭りが締まらない。
一方で、このところ安定した水揚げで存在感を見せている「大磯(湘南定置)」が、渾身の「ダブルヘッダー」で昼網「メジナ」、さらに朝網で「アカカマス」を大量に水揚げてきた。これには市場の関係者誰もが「やってくれたな」とその気合に舌を巻いた。
それでも全体的に地魚は減少傾向、結果的に市場の相場は軒並み上昇気配。20250503_poster.jpg天候と水揚げ量に左右されるこの世界では、それもまた自然の摂理。
「そろそろ、目利きの腕だけじゃ追いつかない時代が来るかもしれないな」
呟いた声の先には、しんとした港町に明け切った朝のさわやかな青空が広がっていた。
水揚げが減ったとしても、地魚を追う人の熱は、まだまだ冷める事はない。
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posted by にゃー at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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