「米神」定置:アジ 4.5トン、小アジ 800キロ、マルソウダ 750キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:アジ 6.8トン、小アジ 1.7トン
「原辰」定置:アジ 1.8トン ほか
「江の安」定:アジ 1.3トン ほか
「二宮」定置:小アジ 1.4トン、アジ 470キロ
「福浦」定置:スルメイカ 1.2トン、アオリイカ 190キロ
「大磯」定置:アカカマス 480キロ、アジ 360キロ、チダイ 210キロ、ヒラマサ 70キロ
東方面からは、
「平塚定置」:アジ 1トン ほか
「江の島網」:クロダイ 190キロ、スズキ 190キロ

「いや、今は岩の定置が混んでるらしい・・」
そんな魚たちの会話が聞こえてきそうな、今朝の小田原漁港。
定置網に「小田原アジ」が行列を作って順番待ちしてる、って噂はまんざら冗談でもない。
なにせ今朝も各地の定置網で「アジ」は大漁だ。
「これ、いつまで続くの?」と誰もが気になるが、そんな時に思いあたるのがあの話題。
「黒潮大蛇行、終焉の兆し」
黒潮が離岸迷走することで発生していた魚の偏向もそろそろ終わるかもしれないと言うことだ。
つまり、この「アジ祭り」にも、いつか幕が下ろされるってこと。
と言っても、さっき漁師さんが「明日もまだ獲れそうだ」と笑ってたので、まだまだ幕を下ろすには早そうだが。
さて、「福浦」定置からは「イカづくし」。特に「ムギイカ」に関しては、今年は記録的。
一体「イカメシ」何人分の量なんだろう??
さらに東方面も「湘南乃海」の不調をよそに「湘南定置」は絶好調。
魚種が多く、サイズも立派で、毎日大漁という好漁続き。関係者いわく、「最近は魚より漁師のほうがバテ気味」とか。
いやはや、本当にありがたい悲鳴だ。
そんな中、落ち着かないのは人間だけじゃない。港に響くトラックの音、市場のざわめき、風に乗って届くあの香り・・・
それらを感じ取ると、そわそわと動き出す影ひとつ。
「そろそろ様子を見に行ってくるかにゃ〜」
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