
魔法の世界の
競技用箒といえば、
「ニンバス2000」
箒に乗ってやって来た
ちょっとチャームな女の子といえば、
「魔法使いサリー」
そしてかつて、
小笠原からよく届いた
謎の魚といえば・・・
「ハロー」
フタを開けると現れたのは、
「なんで“こんにちは”やねん!」
とツッコミたくなるその魚体。
輝く金色をベースに、
力強く弧を描く鮮やかなライン。
どこか南の海のアクセントをまとった、
中型サイズのハタの仲間です。
その名は 「ホウキハタ」。
その模様が
ホウキで掃いた様に見えるから
名前が付いたとか、
嘘か本当かわからない、
微妙さが憎い。
小田原では、
たまに刺し網で
顔を出す程度の出現率。
スーパーレアとまでは言いませんが、
「おっ、今日は当たりかも?」と
ちょっと気分が上がるタイプのサプライズ枠。
時折、その斜めに入った太いラインに
「クエ!?」と心がざわつくこともしばしば。
「ホウキハタ」のくせに、
やけに堂々とした存在感を放ってきます。
ちなみに、色味や模様が
「イヤゴハタ」に
似ていると言われますが、
「イヤゴ」の方は出現率がさらにレア。
なので、
見かけたらとりあえず「ホウキハタ」
もし間違ってたとしても、
それはそれで話のネタになります。
それにしても
もしもこれが、毎日毎日
コンスタントに水揚げされるようになったら?
こりゃもう驚きの連続
「びっくりびっくり BIN!BIN!」ですよ。
いつか「ホウキハタ」が、
ホウキに乗って魚市場に舞い降りてきたら
「こんにちは(ハロー)」と挨拶してみたいよね
.
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