「米神」定置:小イワシ混 800キロ、小アジ 690キロ、アジ 450キロ、サバフグ 170キロ、サバ 140キロ
「石橋」定置:小イワシ混 500キロ、小アジ 260キロ、アジ 80キロ
「 岩 」定置:アジ 380キロ、イワシ混 380キロ、サバ 280キロ
「原辰」定置:小イワシ混 780キロ ほか
「江の安」定:スマ、アジ ほか
「二宮」定置:小イワシ混 160キロ ほか
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:休漁
東方面からは、
「江の島網」:ワラサ 3.1トン ほか
佐島釣船 ・・・ 釣カツオ 1.3トン
”嵐”が去った海から、キラキラと網の中を跳ねまわる命の気配。
魚市場に姿を見せた近海のアイドルたち”キン海キッズ”。
小イワシ、小アジ、小サバ・・・この時期らしい小物たちの群れが定置網をにぎわせる。
白身の高級魚タイ類は少なく、まさに”タイムレス”。とはいえ目立ったのが、やっぱり「アジ」と「サバ」。
近海魚の”キング&プリンス”とも言うべき彼らは、安定の人気と売り上げを誇り、今朝も市場を支える柱となった。
そして忘れちゃいけないのが、水揚げされた釣りの魚、通称”カトゥーンオ”だ。一本釣りの竿さばきで「カツオ」を1.3トンも揚げてくるあたり、さすがの腕前である。

そう、突如として現れた「スマ」である。別名”関ジャニ”ヤイト、群れたときには”スマスマ”とも。そのチャームポイントは、白地に黒い模様。まるで、和歌山の動物園を旅立つあの動物のような、人気者である。
「スマ」が市場に現れたのは偶然か、それとも必然か。釣り「カツオ」の入船と”トキを”同じうして現れるとは、やはり役者は違うのである。
今朝の定置網の稼働は実質六箇統。その”V6”の水揚げ総量から「お金になる魚」は約”6tons”ほど。ちなみにその半分を占めたのは江ノ島の「ワラサ」であるが。
それにしても”ウエスト”の人々は、パンダの見納めに涙したろうか。
方や小田原の仲買人は、魚のパンダ「スマ」を食して涙しているだろう。
これは、海がくれた新しい兆しか、それともただの偶然なのか。
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