「米神」定置:小イワシ混 2.6トン、ワカシ混 460キロ、小アジ 510キロ、アジ 450キロ、サバフグ 350キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:アジ 850キロ、小アジ 750キロ、小イワシ混 180キロ
「原辰」定置:マイワシ 700キロ、ジンダ 100キロ
「江の安」定:小アジ 580キロ、サバ 290キロ、アジ 230キロ、小イワシ混 300キロ
「二宮」定置:小イワシ混 250キロ、サバフグ 100キロ
「福浦」定置:マダイ 120キロ ほか
「大磯」定置:アカカマス 1.2トン、ワカシ 200キロ
東方面からは、
「江の島網」:ワラサ 100キロ、サバフグ 130キロ
伊豆方面からは、
「網代定置」:スルメイカ 390キロ
「川奈釣船」:釣メダイ、釣クロシビカマス ほか
和歌山釣船 ・・・ 釣キハダ 240キロ
今朝の小田原は、まさにサバイバルゲームのバトルロワイヤル状態。
嵐が去った青空の下、各地の定置網という名の「銃器庫」に仲買人たちが集結し、それぞれ狙いのアイテムを奪い合いました。
「米神」は、混じり気の多い地魚を次々に水揚げし、まるでサブマシンガンのような火力を披露。
「岩」は「アジ」と「小アジ」の二丁持ち構成で安定した連射性能を見せつけました。
「江の安」は「サバ」と「小アジ」に「スマ」をバランスよく混ぜて、まるでスナイパーライフルのような、玄人好みの布陣。
「原辰」の「マイワシ」は、混じり気の少ないノーマルのアサルトライフル。どう使いこなすかは仲買人の腕とアタッチメント次第。
「福浦」からは、めったに出ないが場を制圧するショットガン級の「マダイ」が山。
「大磯」からは、市場の空気を一変させるグレネード級の「アカカマス」が登場。
東西からの補給物資も見逃せません。「江の島」からは場の流れを変えるロケットランチャー=「ワラサ」、同じく「網代」からは目立たないが高性能な打刀とも言うべき「スルメイカ」が。そして今朝最大のエアドロップは、入船した「キハダ」。市場全体を底上げする価値ある一品でした。

しかし月末の今日、市場の戦いに勝者はいません。バトル終了の合図もありませんでした。この状況にあって、どれだけ頑張っても成果が出ない、、、DeNAの連続無得点のような日もあるでしょう。
でも、一本のヒットが試合を変えるように、一匹の大物が市場全体を救うこともあるのです。
山のような魚を前に、目を光らせ、最高の「宝」を見つけ出し、今日の商売に挑む。
それが小田原スタイル。終わることなき、本当の「荒野行動」は、明日もこの市場で続くことでしょう。
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