「米神」定置:小イワシ混 1トン、サバ 210キロ、ワカシ 160キロ、アジ 130キロ、小アジ 100キロ、サバフグ 100キロ
「石橋」定置:小アジ 290キロ、小イワシ混 260キロ、アジ 120キロ、ジンダ 100キロ
「 岩 」定置:小イワシ混 1トン、アジ 170キロ、サバ 110キロ
「原辰」定置:小イワシ 1.5トン、サバ 140キロ
「江の安」定:小イワシ混 200キロ、カタクチイワシ 70キロ
「二宮」定置:アジ 200キロ、マイワシ 100キロ
「福浦」定置:シイラ 220キロ、サバ 200キロ
「大磯」定置:アカカマス 170キロ、ワカシ 110キロ
東方面からは、
「江の島網」:サバ 290キロ ほか
今朝の魚市場は「小イワシ」「アジ」「サバ」という、いつもの見慣れた顔がワラワラと並んではいるものの、どれも決定打に欠けるラインナップ。
「米神」は相変わらず魚影は濃いが、小粒ぞろいの新人候補も多く、全体としてはまとまりに欠ける印象。

「福浦」からは、まさかの落下傘候補「シイラ」の投入。これはイロモノ枠かと思いきや、思いのほか旬として存在感を放っており、意外な浮動票を集める注目株。
一方、東方面からの援軍は「カマス」のまとまりもあって、基礎票を底上げするには十分な弾となりそうだ。だが、こうした各陣営の奮闘も、いまひとつ決め手に欠けるのが今朝の魚市場。
今朝獲れの新鮮組の中には、知名度の高い常連がのらりくらりと居座る一方で、無所属新人=小魚もぞろぞろと登場し、まさに大混戦。出馬どころか、誰が話題の中心になるかすら読めないカオス状態。
こういう時代、古参の魚に有利かと思いきや、風向き一つで票が動く今の市場では、むしろベテランほど風に敏感。「無風であってくれ」と祈るのは、案外その古参たちなのかもしれません。
しかし、沖には台風の陰。新勢力か、それとも不穏な外圧か・・・いずれにしても、与党である魚たちも、のんびり海を漂っている場合ではなさそうです。
今のところの世論調査では以上のような状況で、今後、誰が一番「食われる」事になるか・・・その答えがわかる事になるのは、開票日(=セリ)を待つしか方法はなさそうである。
.
【関連する記事】