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2025年10月16日

最高の魚市場の景色を

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:マルソウダ 6.5トン、小イサキ混 3.3トン、ヤマトカマス 2トン、マゴサバ 1.3トン、イサキ 290キロ、ムロアジ 250キロ、オアカムロ 230キロ、アジ 120キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:マゴサバ 1.6トン、小イサキ 690キロ、マルソウダ 500キロ、ヤマトカマス 460キロ、イサキ 160キロ
「原辰」定置:休漁
「江の安」定:マルソウダ 2.8トン、マゴサバ 700キロ、ヤマトカマス 220キロ、ヘダイ 200キロ
「二宮」定置:小イサキ 2トン、アジ 290キロ、イサキ 110キロ
「福浦」定置:マゴサバ 2.8トン、キハダ 260キロ、イナダ 120キロ、ウルメイワシ 100キロ、シイラ 90キロ
「大磯」定置:カンパチ 370キロ ほか

この一週間、各地で「イサキ」の大漁が止まりません。
キックオフするやいなや網からこぼれ落ちる「イサキ」、「イサキ」、「イサキ」・・・
その群れはまさしく波状攻撃の如く押し寄せますが、ほとんどが「小イサキ」であり、大振りのものは散発的に混じるに留まっています。さらに、そこに追い打ちを掛けるように両サイドから襲いかかるのは「ウズワ(ソウダガツオ)」や「マゴサバ」といった、大漁軍団。
しかし、この膠着した戦況を打破する光も見えています。
2025 Oct (1).jpg一部に見える「ミズカマス(ヤマトカマス)」、「シロダイ(ヘダイ)」、そして「カンパチ」といった、市場での人気と安定した高値を誇る貴重な魚種は、その評価に揺るぎがありません。少量ながらもその存在感は強く、魚市場の「体裁」と「活気」は、彼ら精鋭部隊の活躍によって確保されています。
さらに、小田原の絶対レギュラーである「マアジ」も、厳しい状況の中ながらも姿を見せ続け、市場を支えています。
目下の水揚げは「小イサキと雑魚」の猛攻によって防戦一方に見えます。しかし、我々が期待するのは、これまでの流れを覆す痛快なる「大逆転劇」です。
日本代表が、劣勢から一気に流れを引き寄せ、格上を打ち破ったごとく⚽
この小田原の海で価値ある地魚が一斉に群れを成し、相場を一気に引き上げる「地魚の大逆転」が起きることを、私たちは固く信じ、そのわずかな兆しを捉えようとしています。
1%でも可能性がある海に囲まれているからこそ、我々は信じたいのです。
共に最高の景色を見ようじゃないか。
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posted by にゃー at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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