banner.png

2025年12月22日

きよしこの魚市場

20251222.jpg


クリスマスを前に、バカンスの気配が街に広がるころ、魚市場もまた冬のきらめきに包まれた。
軒先の電球が白く瞬き、氷の上の魚たちはまるで星をまとったように静かに輝く。潮の匂いに混じって、どこか浮き立つ気配。人の足音も、心なしか軽やかだ。
今朝の合図はジングルベルではなく、アジとサバが跳ねるたびに鳴る「アジサバクル」。大ぶりの「アジ」は誇らしげに、「マサバ」は磨いたばかりの鏡のようにピカピカだ。箱の中で身を寄せ合い、氷の粒を鈴の音代わりに鳴らしている。
こうして魚たちも、ひそやかにクリスマスムード。氷のベッドで海の夢ではなく、笑顔に満ちた魚市場の夢を見ているのだった。
.
posted by にゃー at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック