今朝目立ったのは、各漁場で「小アジ」がまとまったことだ。
火曜日までやや寂しかった量も、今朝は一転してまとまりを見せ、価格も落ち着いた。
その結果、多くの買い手に渡り、「アジ」は広く消費の現場へと流れていったはずだ。
「この時期のアジはどうなのか」と首をかしげる向きもあるだろう。
確かに脂のりだけを見れば、盛期には及ばない。だが、「小田原のアジ」が評価される理由は、脂だけではない。
水揚げからの速さが生む鮮度、身に残る張りと弾力、噛むほどに立ち上がる風味。刺身にしてこそ分かる”アジらしさ”が、今朝の「小アジ」には確かにあった。
量が獲れ、値が下がり、良い地魚が地元を中心に多くの人の口に届く。
派手さこそないが、地産地消、漁師町としては最も健全な流通の姿と言えるだろう。
極寒のこの季節に獲れる「小アジ」は、「アジの街・小田原」ではなく、「漁師町・小田原」としての確固たる底力を示したのであった。
.
【関連する記事】






