わかっちゃいるけど、やっぱり寒い。
そんな弱音を吹き飛ばすように、今朝も魚たちは躍動していた。
凍てつくような気温の中、彼らの動きは鈍るどころか、むしろイキイキと輝いているようにすら見える。
小田原の海を席巻している「小アジ」の群れの勢いは凄まじく、いくら獲っても減る気配を見せない。
群れの一部には「小サバ」や「イワシ」、そして「カマス」も混じっている。
さらには釣りの「クロムツ」、刺し網の「マトウダイ」、活魚の「ヒラメ」や「イシダイ」。
寒さが厳しくなればなるほど、その身は締まり、味わいは深まっていく魚ばかりだ。
「わかっちゃいるけど、寒い」
そんな溜息を、いつの間にか「わかっちゃいるけど、美味い」という確信に変えてくれる、豊かな真冬の小田原である。
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