2026年02月21日
魚市場はグランドキャバレー
今朝も場内には魚がギッシリ。
釣り、潜り、刺し網、定置と、あらゆる漁法で獲られた魚がずらりと並ぶ様子は、これぞ魚市場。
広い場内は、さながら大広間。氷のきらめきはシャンデリア、水のしぶきはスポットライト。
赤い「キンメダイ」は艶やかに微笑み、金の「地アジ」はラインダンス。
堂々たる「ブリ」は舞台の中央を飾るスター、脇を固める「ヒラメ」や「イシダイ」は、客を惹きつける実力派。
競り人の声はバンドマスターの合図であり、仲買人はお気に入りの踊り子を指名する紳士たち。
値が入るたびに、場内はひときわ熱を帯びる。やがて選ばれた魚たちは、氷のベールをまとって次の舞台へ、同伴へ。
行き着く先は量販店、魚屋、そして寿司屋へ、料理屋へ、食卓へと並ぶ。
煌びやかで、にぎやかで、少しばかり艶っぽい。
そして幕が下りれば、また明日の出演者を待つ。
今朝も満員御礼。
海という名のステージが送り出すスターたちが、日々堂々と舞台を彩っている。
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