そんな情報と共に現れたのがコイツ…。スルメのようで、スルメでない。美しいくない割には棘がある。
それは何かと尋ねたら…「カギイカ」と答えが出ました。
→神奈川県水産技術センター相模湾試験場のHPを参照
カギ? はは〜ん、なるほど。2本の両腕の先端付近に釣り針のような形のカギが2列見える(右写真参照)。ズラッと並んだこの凶器を使って餌を捕食するのだろうか?触ると手に引っ掛かる感触があり、かなり強力なカギである印象を受ける。不用意に持ったりするとズボンや服に引っ掛かってしまう。まるでオナモミを思わせる「ひっつき虫」ぶりだ。
「ひっつき虫」というと懐かしいが、「カギ」と言われて「鍵穴殺人事件」を思い出した貴方は、もはやオヤジ一歩手前。まさか「キイハンター」を思い出したというなら、貴方はもう立派な中年です。
ところで、この撮影後、その食味に興味を持った私は、手に入れた3杯の「カギイカ」を箱に入れて置いといたのだが、いつの間にか箱ごと無くなっていました。もしかして、その箱の行方をご存知の方はご一報ください。でなければ、その食味をご報告ください!ただし、見た目には、あまり美味しそうな肉感ではありませんでした。ブヨッとしてるというか、ザラッとしてるというか…。
それにしても「カギイカ」にも負けない手癖の悪い輩が、この身近に居ようとは、まったくお釈迦様でも気がつかなかった事でしょう。ふにゃあ。
こちらの「原色世界イカ類図鑑」も参照のこと
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