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2025年07月12日

魚市場もシナシナー

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小イワシ混 700キロ、ヤマトカマス 280キロ、ジンダ 90キロ
「石橋」定置:小イワシ 100キロ ほか
「 岩 」定置:小イワシ 7.3トン ほか
「原辰」定置:小イワシ 700キロ ほか
「江の安」定:ヤマトカマス、ジンダ ほか
「二宮」定置:ムツッ子混 200キロ、ジンダ 190キロ
「福浦」定置:マダイ 140キロ、メジナ 110キロ
「大磯」定置:ジンダ 90キロ、ワカシ 60キロ

東方面からは、
「江の島網」:ジンダ 70キロ、ワカシ 80キロ

20250712_moon.jpg夏ももはや中盤の感覚。
いよいよ増えてきた「ヤマトカマス(ミズカマス)」の存在感がじわじわと増してきています。例年よりやや早いペースで成長している印象で、このままいけば「型」も良くなり、
需要が高まるのも時間の問題。秋にかけての前哨戦といった様子、もう少しで定置網の主役として君臨する予感です。
一方で「アジ」の水揚げはここ数日で急減。それでも「マダイ」や「メジナ」などの白身も確保できて市場はバリエーションも豊か。魚種が変わりながら、しっかり繋がっている印象です。
さて、ようやく蝉の声が聞かれ過ごしやすい陽気も、来週は台風の接近が報じられており、海上の状況にも注意が必要です。「岩」の定置網は早くも休漁を決め込み、他にも出漁に影響が出るかもしれません。ただ不安定な天候は雨と共に、思いもよらぬ「旬」を運んでくれることがあります。
気圧や水温の変化、潮の動き、濁り、自然のリズムがもたらす恵みにも期待しつつ、今が旬の男、アルカラスの三連覇を待つこととする。
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posted by にゃー at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月11日

今の魚市場は二重登坂の山

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:マイワシ 5.7トン ほか
「石橋」定置:ムツッ子混 180キロ、ジンダ 70キロ
「 岩 」定置:休漁
「原辰」定置:マイワシ 1トン、サバ 120キロ
「江の安」定:ヤマトカマス、ジンダ ほか
「二宮」定置:小イワシ混 460キロ、ジンダ 190キロ
「福浦」定置:小イワシ混 1.2トン、シイラ 130キロ
「大磯」定置:アカカマス 200キロ ほか

東方面からは、
「江の島網」:ジンダ、シイラ ほか

今日の小田原、圧倒的なのは相変わらずの小魚ラッシュ。その勢いに押されて、魚市場の頼れるレギュラー「小田原アジ」まで激減というまさかの事態。さらに、昨日の夕立の影響で潮の流れが速くなり、一部の定置網は潔く休漁を選択。しばらくは「我慢の展開」が続きそうな予感です。
そんな厳しい状況でも、希望の光はあります。
サイズも安定して獲れている「カマス」や、脂がのってきた「サバ」が着実に水揚げされている事。これには「やってるね」とばかりに活気づきます。だって今の季節、キンキンに冷えた「あずきバー」の次に食べたくなるのが「〆サバー」ですからね。 もう夏の風物詩と言っても過言じゃない。
20250711_uyuni.jpgで、そんな「さあ、夏本番」って気分でいたんですが、なんか妙に涼しいんですよ、今日。
これってまさか、季節の「バグ」?
いやいや、もしかして近年の異常気象を考えると、これがむしろ「正常」な夏の姿なのか?
思わず戸惑うこの陽気の変化、まったく魚たちも人間も、この予測不能に翻弄されっぱなしです。
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posted by にゃー at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月10日

運が良いのは魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小イワシ混 2.4トン、アジ 740キロ、小アジ 110キロ、サバフグ 100キロ、イサキ 75キロ
「石橋」定置:小イワシ混 200キロ、アジ 190キロ、メジ 150キロ
「 岩 」定置:マイワシ 1.8トン、アジ 170キロ、サバ 170キロ、ジンダ 150キロ
「原辰」定置:マイワシ 1トン、ジンダ 160キロ
「江の安」定:ジンダ 150キロ、マイワシ 110キロ
「二宮」定置:小イワシ混 820キロ、ジンダ 280キロ
「福浦」定置:メジ 300キロ ほか
「大磯」定置:ジンダ 100キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:スマ 650キロ

鴨川釣船 ・・・ 釣カツオ 580キロ

あれ?「スマ」って、こんなに獲れるものでしたっけ?
そう思ったあなたはスマートな海の違和感探知機です。
確かに一つの定置網で「スマ」が650キロも獲れたと聞けば、思わず耳を疑いたくもなります。まさに「スマッシュヒット」と言うべき水揚げです。
蝉も黙り込むこの暑さの中、海の中は意外にアクティブ。
20250710_muro.jpg釣りの「カツオ」も好調で、他にも「イワシ」やら「メジ」やら夏の黒潮組が続々と魚市場に顔を出しています。さらに「ムロアジ(アカゼモロ)」や「ヤマトカマス」が各地で徐々に姿を見せ始めており、早くも秋に向けての季節のシフトチェンジを予感させます。
ん〜、なんだかんだと今日の魚市場も、クールに熱い一日となったって事かな。
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posted by にゃー at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月08日

ヘヴィ・ロック・魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 700キロ、サバ 130キロ、小イワシ混 800キロ
「石橋」定置:小イワシ混 600キロ、アジ 570キロ、小アジ 300キロ
「 岩 」定置:小イワシ混 750キロ、アジ 260キロ、サバ 130キロ
「原辰」定置:ジンダ、シイラ ほか
「江の安」定:マイワシ、ウルメイワシ ほか
「二宮」定置:小イワシ混 380キロ、ジンダ 330キロ、アジ 80キロ
「福浦」定置:メジ 580キロ、シイラ 120キロ、サバ 100キロ
「大磯」定置:カタクチイワシ、ジンダ ほか

東方面からは、
「江の島網」:メジ、ジンダ ほか

伊豆方面からは、
「網代定置」:アジ 240キロ ほか
「富戸定置」:サバ 130キロ、ワラサ 40キロ
「川奈定置」:ムロアジ 260キロ、イナダ 200キロ、シイラ 170キロ、マルソウダ 160キロ、イサキ 100キロ

佐島釣船 ・・・ 釣カツオ 440キロ、釣キメジ 310キロ

「アジ」は変わらずの大漁で、魚市場の柱としてその存在感はゆるぎなく。
手頃な「カツオ」もたっぷり水揚げされ、さらに「キメジ」や「メジ」も加わり、夏らしい刺身の御三家が揃いました。
20250708_medetai.jpgそれに加えて「イサキ」や「イナダ」「シイラ」といった各々の特徴と魅力を持つ面々も勢揃い。この豊富なラインナップは、まさに「お腹いっぱい安心保証」と呼ぶにふさわしいボリューム感。
これはもう、もはやあの伝説の「ぶぶか油そば」をも超える「小田原の海の幸 超ド級盛り合わせ」とでも言うべき水揚げとなりました。この今朝獲れの恵みの魅力を知ったら、もう味わい尽くさずにはいられないはず。
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posted by にゃー at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月07日

魚市場のエースは予告無先発

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:アジ 3.8トン、小イワシ混 1.6トン、イサキ 140キロ、サバフグ 90キロ
「石橋」定置:休漁
「 岩 」定置:小イワシ混 600キロ、小サバ 200キロ、アジ 150キロ
「原辰」定置:サバ 100キロ、ムロアジ 80キロ、ジンダ 80キロ
「江の安」定:ジンダ 70キロ ほか
「二宮」定置:ジンダ 210キロ、ワカシ 140キロ、イサキ 80キロ
「福浦」定置:マダイ 320キロ、サバ 270キロ、ワラサ 150キロ
「大磯」定置:ジンダ 180キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:メジ 50キロ ほか
「江の島網」:ジンダ 80キロ ほか

本日は、朝からうれしいサプライズ。
その主役はなんといっても「米神」の「マアジ」。
予想外の好漁で、先週後半から続いたアジの不漁傾向に嘆きの声も聞こえ始めていただけに、この復活劇には拍手喝采。
しかも水揚げされたアジは、ちょうど人気の100〜150gサイズで、扱いやすさ・味ともに申し分なし。
今朝集まった仲買人たちの表情も、どこか明るく、活気ある空気が戻ってきた感すらあります。
202507_concon.jpg他にも「サバ」や「イサキ」といった夏らしい顔ぶれが揃い、「マダイ」「ワラサ 」といった存在感のある魚も登場。小田原の海は確実に夏の陣に突入しています。
なお、本日「石橋定置」は休漁。
しかしこれは、むしろ温存という名の戦略的休漁。
ここぞのタイミングで、「石橋」が満を持して仕掛けてくるような展開になれば、きっと場内全体に再び勢いがつくはずです。
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posted by にゃー at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月05日

自分で自分を褒める魚市場

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:小イワシ混 200キロ、アジ 140キロ、ワカシ 130キロ、イサキ 110キロ
「石橋」定置:小イワシ混 100キロ ほか
「 岩 」定置:ワラサ 180キロ ほか
「原辰」定置:スマ 150キロ ほか
「江の安」定:マイワシ 170キロ、ワカシ 90キロ
「二宮」定置:ジンダ 100キロ、ワラサ 70キロ
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ジンダ 130キロ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:メジ 130キロ
「江の島網」:マイワシ 490キロ、メジ 440キロ

伊豆方面からは、
「富戸定置」:小サバ 550キロ、サバ 200キロ、ムロアジ 170キロ
「川奈定置」:ムロアジ 110キロ、イサキ 80キロ、シイラ 80キロ

梅雨も明けたかのような陽気に包まれた今朝の小田原。
七月も第一週を終え、その季節感に呼応するように、今朝の水揚げには「ワカシ」「イサキ」「スマ」「イワシ」「ワラサ」「メジ」「サバ」「ムロアジ」「シイラ」と、夏の海を象徴する顔ぶれが勢ぞろい。
20250705_ohdai.jpgま、この時期にこれだけ揃えば、上出来というものでしょう。
派手さはなくとも、地に足のついた季節感と実用性。スポット的に「シマアジ」や「アオリイカ」など高級魚も顔を出しているあたり、そつなく一味違う魚市場を演出。
「大磯ロングビーチ」が開園、「平塚七夕まつり」も開催中で、熱気もじわじわと上昇中。
これに呼応するように、魚たちも「祭りモード」へギアを上げてくれればと願わずにはいられません。
人が動けば、魚も動く。海と街が呼応し合う季節、夏本番に向けての序章としては、なかなか良い滑り出しと言えそうです。
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posted by にゃー at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする