「米神」定置:小イワシ混 700キロ、ヤマトカマス 280キロ、ジンダ 90キロ
「石橋」定置:小イワシ 100キロ ほか
「 岩 」定置:小イワシ 7.3トン ほか
「原辰」定置:小イワシ 700キロ ほか
「江の安」定:ヤマトカマス、ジンダ ほか
「二宮」定置:ムツッ子混 200キロ、ジンダ 190キロ
「福浦」定置:マダイ 140キロ、メジナ 110キロ
「大磯」定置:ジンダ 90キロ、ワカシ 60キロ
東方面からは、
「江の島網」:ジンダ 70キロ、ワカシ 80キロ

いよいよ増えてきた「ヤマトカマス(ミズカマス)」の存在感がじわじわと増してきています。例年よりやや早いペースで成長している印象で、このままいけば「型」も良くなり、
需要が高まるのも時間の問題。秋にかけての前哨戦といった様子、もう少しで定置網の主役として君臨する予感です。
一方で「アジ」の水揚げはここ数日で急減。それでも「マダイ」や「メジナ」などの白身も確保できて市場はバリエーションも豊か。魚種が変わりながら、しっかり繋がっている印象です。
さて、ようやく蝉の声が聞かれ過ごしやすい陽気も、来週は台風の接近が報じられており、海上の状況にも注意が必要です。「岩」の定置網は早くも休漁を決め込み、他にも出漁に影響が出るかもしれません。ただ不安定な天候は雨と共に、思いもよらぬ「旬」を運んでくれることがあります。
気圧や水温の変化、潮の動き、濁り、自然のリズムがもたらす恵みにも期待しつつ、今が旬の男、アルカラスの三連覇を待つこととする。
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