2018年03月29日

ブダイ

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鎧のような鱗を持ち「武鯛」と書くとも


磯場の岩陰に隠れるなどして、普段は目立たない磯の地魚である。
個体差のある派手な色の鱗を全身に生やし、大きめな板状の歯を持つ。
しかし口は大きく開かず、おちょぼ口で海藻やカニなどを食べる。

大型の個体はオスになり、一匹のオスに対して数匹のメスがハーレムを形成し、群れを作る。
そのオスがいなくなると、2番目に大きいメスがオスに変わるという。

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オスとメスの見分けは、大型の個体で緑色が強く出ている個体がオス(↑)。


しかも寝袋を作る事でも有名で、粘液を体に纏い、夜を過ごす。
こうする事によって自分の臭いを周囲に流す事無く、凶暴な魚(ウツボなど)に自分の存在を悟られない事が出来るのだそうだ。

イセエビや磯魚を狙う刺し網に掛かることからも、小田原でも米神や江の浦にいたる磯の廻りで良く獲れるとされる。
伊豆半島や伊豆諸島にはメジャーな存在であり、大島では「べっこう寿司」が有名で、下田では煮付けが定番である。

参考リンク:アオブダイ
参考リンク:イラ
posted by にゃー at 17:01| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月19日

特大キアンコウとアンコウ

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目方でドン!

大きくなる「キアンコウ」は
すべてメス

これ豆な

8キロを超えるような個体は
全てメスと思って間違いない。

オスの「キアンコウ」は小さく
大きくなっても4〜6キロ。
これ経験上。

で、大型のメスが
春先になると卵を持つ。

そもそも産卵の為に、
普段はいる深海から
浅瀬に揚がってくるのである。

その為に、冬から春にかけて
刺し網や定置網に掛かるのである。

つまり夏から秋にかけて
水温の高い時期は
深い海の底にいるのである。

ところで、
この卵がウマイと
珍重する人もいるが、

個人的には白子を選びたい。

さて、

この卵がまた特殊で、

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ゼラチン状の膜に覆われ、
風呂敷のように腹の中に
折りたたまれている。

それが産卵直前になると
卵が大きくなり

孵化しやすいように
膜は拡がるしで

お腹の中で
膨張してくる

それが千代丸みたいに
パンパンにふくれてくると

20180319_0916.jpg重量も最大に達する。
え?ウマイのかって?
こればっかりはノーコメント。
醤油を足して、ほかほかの御飯にかけて食べるイメージでお願いします。

私の記憶では
32キロ前後が
個人的最大であったが、

今朝の一匹は
その数字を軽く超え

38キロ!

水も含めると
40キロを
超えていたかも知れない。

通常「アンコウ」は
吊るし切りでおろす

なんて言いますが、

普通の魚屋さんは
まな板の上でおろします。

ただこの大きさでは

吊るすのも無理なら

まな板の上にも乗り切らない

まず、おろす前に

パーツ毎に
バラバラにしてから

調理する事になるでしょう。

バラバラ・・

これはもう
事件ですよ

奥さん!

巨大化する「キアンコウ」の他に

「アンコウ」という魚がいる。

え?今「アンコウ」の話してたんじゃないの?
とお思いのアナタ。

前述の魚は「キアンコウ」

これからお話しする魚は
「アンコウ」の方

別の種類である。

ただ見た目にも変わらず
口の中の色で見分けるのだが、

私は大きさだけで判断する

こちらの「アンコウ」は
メスでも大きくならない

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大きくなってもせいぜい3〜4キロ

オスはもっと小さい。

でも小さいからと言って
食べるところがないわけではない。

おひとり様用や少人数鍋向けにと
最近は人気なのである。

大きけりゃ良い
ってもんじゃないって事ね
.
posted by にゃー at 11:43| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月16日

マカジキ

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引き縄で釣れた「マカジキ」

取り扱い上、
安全のために

カジキの特徴とも言える

嘴(上あご)は

切除

されていますが、

もしあれば、

2メートル50センチを超える
立派な大きさを誇ります。

重量で約45キロ。

「カジキ」類は体長に対して、
体幅がない為、

思ったよりも

重さがありません。

それでも食べるところが
少ないわけではなく

「カジキ」類、最上と言われる

脂の乗った「マカジキ」の身を

たっぷりと堪能する頃が出来ます。

小田原漁港では

メカジキ」も揚がった事がありますが、

安定して獲れるのは、夏の季節の

バショウカジキ」や「シロカジキ」で、

小田原沿岸の定置網に入ります。

ちなみに「クロカジキ」は見た記憶なし

どれが一番ウマイかは・・

マメシバ・・の順かな?

豆柴?🐶
.
posted by にゃー at 17:51| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月12日

スモルト(銀毛)ヤマメ

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典型的なスモルト個体

「ヤマメ」が海へ出ると
ご存じ「サクラマス」になります。

「サクラマス」になると、
大きいものは60センチを超え、

「ヤマメ」がせいぜい30センチに
しかならないのと比べると、
実に倍以上に成長します。

それはやはりエサに
拠るところが大きいと思いますが、

では、何故「ヤマメ」は
渓流に残る個体と
海へ下る個体へと
分かれるのでしょうか?

山に残る個体はいわゆる
「マイルドヤンキー」なのでしょうか?

いえ、実際は多くのスモルト化
する個体は一歳魚のメスであり、

たいていの場合、エサ不足による
生存競争からの脱落により
海へと降りていくと考えられています。

そして一年を海で過ごし、大きく成長して
帰ってくるのです。

ビッグ・ファット・ママとなって。

多くの場合、スモルト化する個体は、群れとなって冬の終わりに海へ出るという。

そして、故郷近辺の海で過ごし、帰ってくると言う事らしい。

来年は小田原周辺の海や川に、むっちり太った「サクラマス」が、群れをなして帰ってくる事を期待したいと思わずにはいられない。

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posted by にゃー at 22:21| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月01日

ラブカ

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ぐわっ!とまるで恐竜のようないで立ち


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それもそのはず、1億年も昔から変わらぬその姿


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鰓の赤が、まるで「シンドラーのリスト」の少女


走るシーラカンスといえば「初代デボネア」。
この魚は、まさにサメの中の「シーラカンス」。
これに勝るモノは、もはや「シーラカンス」しかないと言えるだろう。

「生きた化石」は市場にもゴロゴロいるが、海から揚がってきたモノは初めて見た。

この長い体を使って、鰻のようにニョロニョロと泳ぐのだという。

原始的な魚だけあって環境亭応力が低く、深海から揚げるとすぐに弱ってしまうため、なかなか長期飼育が難しい。

20180301_0855.jpg国府津の名門深海漁師「浩丸」氏によれば、昨日の漁獲時には活きていたそうで、今朝も上場時には活きていたそうだが、確認した時には残念ながらお星様になっていた。

20180301_084722.jpg環境適応力は低いが、獲物の捕獲に関しては有能で。写真の通り大きく開く顎、そしておにぎりをも丸呑みにせんとする口、そして捕らえた獲物を決して逃がさない鋭利な牙。
「ミツクリザメ」もそうであったが、深海ではエサとの出会いは奇跡であり、千載一遇。その機会を逃したら次はいつになるか分らないのである。狙った獲物は逃がさない。
その貪欲さは見事、サメの形態となって現われ、現代まで残っているのである。

この魚が、一億年も生き長らえた理由の一端を垣間見た気がした。

しかし「ラブカ」って昔、何かで「裸の鮫」の意味で「裸鱶」だと聞いた記憶があるのだが、漢字で書くと「羅鱶」なのだそうだ。さわり心地が羅紗だとか。

むしろ「ラッシャー木村」なみに時代遅れのサメ、という意味かも知れないが。
.
posted by にゃー at 17:22| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月22日

フウセンキンメ

キンメダイ目キンメダイ科の魚は
三種類いることが知られています。

その三種とも水揚げされる小田原は
まさに「キンメダイ」天国。

「キンメダイ」ファンなら
絶対にチェックしたい。

その一種、「フウセンキンメ」をご紹介
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なぜに風船?
という疑問は、まず置いておく事


コチラは王道の「キンメダイ」
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赤い、デカイ。立派。
キング・オブ・キンメ


ついでにもう一種の「キンメダイ」
ナンヨウキンメ」がこちら
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丸い。なんか丸い。いや、でも丸い。


この三種類の写真を見て、おいおいどれも「キンメダイ」じゃねえかとお呟きのアナタ。

そういうアナタは、ズバリ「トリプルアクセル」、「トリプルサルコウ」そして「トリプルトゥループ」の違いすら判らないでしょう。

ご安心ください。私もです。

しかし、「キンメダイ」の違いならすぐに判ります。

「キンメダイ」を基準にして「フウセンキンメ」はちょっと詰まり気味。「ナンヨウキンメ」は詰まり切ってます。

いえ、正確には「フウセンキンメ」の鼻の穴の形で見ると言いますが、毎日触っている人間なら見た目ですぐに判ります。
まず色、若干薄くなりがちな「フウセンキンメ」、そして鱗も粗く見えますね。だいたいそうです。

ただし、取り扱いによっては普通の「キンメダイ」も色があせたり、鱗が立ち上がったりするものもいますから要注意です。

まずは魚の形を良く覚えること。コレが基本です。

で、肝心のお味の方なんだけど、漁師さんは決まって「フウセンキンメ」はウマイと言います。

2018_nobita.jpg脂が乗っていると。

早速、確かめたいと思います。

「おすそわけガム」最強伝説!
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posted by にゃー at 15:35| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする